広島vsA東京|選手層の厚さが光る両者…広島のオフェンスはA東京にも通用するか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第19節
広島ドラゴンフライズ vs アルバルク東京
西地区首位を守り続けている広島ドラゴンフライズは、前節に同地区最下位の滋賀レイクスと対戦。ドウェイン・エバンスを欠いた戦いとなったにもかかわらず、40分間を通じてオフェンスが安定し、前半で16点リードを奪って連勝を「9」に伸ばした。中村拓人は加入後最多となる6得点4アシストをマークして勝利に貢献。直前には青木保憲が仙台89ERSに移籍するという出来事もあったが、選手層の厚さを見せつけた格好だ。
東地区2位のアルバルク東京も、前節は群馬クレインサンダーズを68得点に封じる好ディフェンスで勝利を収めた。こちらも、試合当日にジャスティン・コブスのインジュアリーリスト入りが発表されたが、藤永佳昭と小酒部泰暉が試合をコントロール。セバスチャン・サイズに加え、今シーズン、フリースローが好調のライアン・ロシターもうまくファウルを誘って得点を伸ばした。安藤周人も4試合連続得点と個々が役割を果たし、地区首位の千葉ジェッツとの2ゲーム差を維持している。
現時点での他地区上位との対戦を振り返ると、広島は1勝1敗で終えているケースが目立つ。直近の6試合はすべて勝率5割を切るチームとの対戦だったとはいえ、今節でA東京を連破することができれば、連勝中の今の勢いはさらに加速することも考えられる。そのために必要なのは、A東京の堅いディフェンスを打破すること。14試合連続で80得点以上を挙げているオフェンスがA東京にも通用するか、真価が問われる。
文=吉川哲彦
関連リンク