秋田vs大阪|2シーズンぶりの激突…大阪はオールラウンダー中山拓哉への対策が必要
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第19節
秋田ノーザンハピネッツ vs 大阪エヴェッサ
前節の秋田ノーザンハピネッツは、第1クォーターこそタイスコアだったが、第2クォーター以降は仙台89ERSを圧倒。B1では6シーズンぶりとなった“東北ダービー”の第1ラウンドを28点差の大勝で飾り、勝率5割に復帰した。第3クォーターを10失点にとどめ、最終的にも65失点に収めたディフェンスの勝利だが、攻めても中山拓哉の8アシストと大浦颯太の6アシストを筆頭に29アシストをマークし、ターンオーバーも8個に抑えて93得点。攻守両面でチーム力が光る試合運びだった。
一方、新年早々に勝率5割に到達した大阪エヴェッサだが、前々節に続いて前節の京都ハンナリーズ戦も黒星を喫し、再び“借金”「2」を背負った。第2クォーターに0-9のランでリードを許して以降は、何度か詰め寄りながらも最後まで追いつくことができず、相手のペースを崩せないまま試合を進めてしまった格好。ディージェイ・ニュービルが3ポイントシュートを10本放って成功1本のみとブレーキになってしまったのも痛かったが、エリエット・ドンリーが今シーズン初の2ケタとなる15得点を挙げたことは光明だ。
“貯金”生活を目指す秋田と、“借金”完済を目論む大阪の激突は、昨シーズンは対戦がなかったため、今回は2シーズンぶりに相まみえることになる。前回の対戦では、中山のオールラウンドな活躍で秋田が連勝。リベンジしたい大阪としては、中山を自由にプレーさせないように対策を講じる必要があるだろう。
文=吉川哲彦
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