【イベントレポート】DUNK CONTEST|ドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITO
初日のラストを飾るのが、「DUNK CONTEST」(ダンクコンテスト)。予選と本戦で争われ、予選は60秒以内で成功するまでダンクにトライし、5人の審査員が10点満点の持ち点で審査を実施し、得点の上位2名が決勝へ進出。決勝はパフォーマンスのあと、ファンへのTwitter投票を実施し、多くの得票率を獲得した選手が栄光に輝く。
審査員にはB.LEAGUEの島田慎二チェアマン、B.LEAGUE公認アナリストの佐々木クリス氏、バスケ好きで有名な俳優の細田佳央太さん、FIBAワールドカップ2023 公式マスコットの「JIP」、ソフトバンク株式会社がドットエスティ B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2023 IN MITOで販売した「体験型NFT」を購入した2組のファンで構成された。
予選の1番手に登場したのは、琉球ゴールデンキングス #4 コー・フリッピン。「今日は体が軽いので、良いものを見せられるかもしれない」と自信を見せてスタートすると、コートに弾ませたボールを空中で掴んで、華麗なリバースボーズハンドダンクを決める。48得点の高得点を叩き出した。
次に登場したのはアルバルク東京の #11 セバスチャン・サイズ、赤いミニカーに乗って登場したサイズは、ゴール下で運転手を横浜ビー・コルセアーズ #5 河村勇輝にチェンジして、ボールを持たせる。サイズはその河村から上へ放たれたボールをキャッチ、さらに河村を飛び越えて豪快にダンクを決めた。しかし、47得点とフリッピンには届かない。
最後に登場したB2の青森ワッツから参戦した #22 マックス・ヒサタケ。ゴール裏に移動してボールを千葉ジェッツ #2 富樫勇樹に渡す。その富樫がバッグボードに当てたボールを、ヒサタケは走り込んで豪快にアリウープダンク。ボールが見えないところからのダンク成功に49点と予選最高スコアをマーク。この結果、決勝にはフリッピンとヒサタケが進んだ。
迎えた決勝、最初に試技に臨んだフリッピンはチームメイトの琉球ゴールデンキングス #30 今村佳太とともにパフォーマンスを実施。まず今村がボードの淵にボールを当てると、フリッピンが高い跳躍力を生かしてアリウープダンクをリングに叩き込む。すると、パフォーマンスを見守っていた選手、そしてファンが立ち上がり、会場が大いに盛り上がった。
その後に登場したヒサタケには当然プレッシャーがかかっていただろう。ヒサタケは再び富樫とのコンビでレベルの高いダンクに挑むも、なかなか決められない。最後は自らボーズハンドダンクを決めて、試技を終了させた。
この結果、78パーセントの得票率を獲得したフリッピンが頂点に輝き、優勝賞金30万円を獲得。「沖縄を代表して優勝できたのがうれしいし、応援ありがとうございました。今はとても気分がいいです。うれしさで来年に関して、今は考えられない」とフリッピンがコンテスト後に喜びを語る。惜しくも頂点を逃したヒサタケは「優勝できなくて残念、コンテストに参加できたのはいい経験になりました。来年チャンスがあるならリベンジしたい」と力強く語っていた。