島根vs名古屋D |前回1勝1敗の地区上位対決…名古屋Dは9連勝の島根に対して堅守が必要
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第18節
島根スサノオマジック vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
9連勝で西地区2位につける島根スサノオマジック。前節はアウェーで、琉球ゴーデンキングスに81-80で競り勝った。25得点の安藤誓哉が終盤に勝ち越し点を奪い、ペリン・ビュフォードも29得点とチームをけん引。さらに、ウィリアムス ニカが第4クォーターだけで6得点5リバウンドを挙げて、勝利に大きく貢献した。
そのニカの力は、今節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦でも必要不可欠。第12節の直接対戦では1勝1敗だったが、両日ともにニカが2ケタ得点と奮起した。安藤、ビュフォード、ニック・ケイに続く、選手の得点はチームを勢いづける。ディフェンスでは、リード・トラビス、エペ・ウドゥの欠場が続けば、スコット・エサトンやコティ・クラークを封じるカギを握るだろう。
対する、同4位の名古屋Dは前節、滋賀レイクスを85-62で破り、2連勝を飾った。張本天傑がケガで戦線離脱するなか、守備では19個のターンオーバーを誘うチームディフェンスで圧倒。ターンオーバーこそ目立ったが、3試合ぶりに復帰したクラークの21得点を筆頭に10人が得点に絡む攻撃でたたみかけた。
名古屋Dは島根との前回対決で、17個のターンオーバーを誘ってGAME1を制すと、GAME2も後半にディフェンスで巻き返し、延長戦まで戦った。3連勝に向けて今節も、その堅守が求められる。特に、ビュフォードや安藤に対してマッチアップが予想される齋藤拓実やレイ・パークスジュニアのマークは重要になる。さらに、張本不在をカバーするべく、菊池真人のパフォーマンスにも期待が高まる。
文=大橋裕之
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