SR渋谷vs信州 |中地区上位進出を目指す両者の激突…SR渋谷は選手層の厚さを活かせるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第18節
サンロッカーズ渋谷 vs 信州ブレイブウォリアーズ
オールスター前の最後の試合となった川崎ブレイブサンダースとの前節、サンロッカーズ渋谷はインフルエンザで前々節を欠場した浜中謙ヘッドコーチが復帰したものの、ジェームズ・マイケル・マカドゥが欠場。今シーズン3度目の2ケタ得点をマークした津屋一球などの活躍で立ち上がりは先手を取ったが、第3クォーターにペースを握られて敗れる結果となった。オールスター明けの今節と次節は、Bリーグ初年度の2016-17シーズン以来となる国立代々木競技場第二体育館でのホームゲーム。今節迎えるのは信州ブレイブウォリアーズだ。
その信州は前節、第2クォーターを6失点に抑え、最終的にも53失点と持ち前のディフェンスでシーホース三河を下した。ベンチ入りはまだ9人と、選手個々の負担を軽減できない状況が続いているが、そのなかで岡田侑大は21得点9アシストと存在感を示し、チームを引っ張っている。白星を先行させてオールスターブレイクに入り、今節は今シーズン初の“貯金”「2」に改めて挑む。2ゲーム差で中地区上位の川崎と横浜ビー・コルセアーズを追うなか、離されずについていきたい。
逆に東地区5位のSR渋谷が今節勝利すると、信州とのゲーム差が「1」となり、上位再進出が見えてくる。シーズン後半の中地区の展開を占う意味でも、重要な一戦となりそうだ。SR渋谷は石井講祐の欠場が続いているが、今の信州と比較すると選手層は十分。西野曜や井上宗一郎のサイズも活かした試合運びで優位に立ちたい。
文=吉川哲彦
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