仙台vs秋田 |B1では6シーズンぶりの“東北ダービー”…仙台はファウルを減らせるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第18節
仙台89ERS vs 秋田ノーザンハピネッツ
2023年に入ってすでに5試合を消化しているが、仙台89ERSはまだ白星に恵まれていない。B1に復帰して最初のシーズンの折り返しとなる今節は、Bリーグ初年度にそろってB2降格の苦汁を味わった秋田ノーザンハピネッツとの“東北ダービー”が、B1では6シーズンぶりに実現する。
オールスター前の前節は宇都宮ブレックスと対戦。1試合平均得点でリーグ最下位に沈む相手を62得点に抑えることはできたが、第1クォーターで9得点に封じられるなど相手のディフェンスに苦しみ、今シーズン2番目に少ない55得点で敗れた。ターンオーバーは8個と少なかっただけに、フリースローも含めてシュートの精度が低かったのが悔やまれる。
約3カ月ぶりの“貯金”生活を目指した秋田は、同じ東地区で首位の千葉ジェッツに対し、前半の7点ビハインドを第3クォーターに挽回しながら、その勢いが第4クォーターまで続かず敗れた。千葉Jを74得点に抑えたのは秋田の面目躍如だが、17個のターンオーバーに加えてシュートの成功率も低く、相手のディフェンスに屈した格好だ。今節、すぐに勝率5割に戻すことができるか。
仙台はホームでここまで3勝11敗。先にB1に戻った秋田をこの“東北ダービー”で破り、ムードを変えたいところだ。両者の明確な差はファウル数。秋田はフリースロー成功率が高いだけに、ファウルの多い仙台はできるだけその数を減らしたい。新たに加わったベイリー・スティールと青木保憲の働きにも期待がかかる。
文=吉川哲彦
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