群馬vs茨城 | 前回対戦は1勝1敗…茨城は山口颯斗の得点とリバウンドが勝敗を分ける
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第17節
群馬クレインサンダーズ vs 茨城ロボッツ
直前に天皇杯セミファイナルで20点差を守れず敗退した群馬クレインサンダーズは、前節はマイケル・パーカーとケーレブ・ターズースキーを欠く難しい戦いとなったが、仙台89ERSを相手に2勝を奪うことができた。GAME1はトレイ・ジョーンズの連続得点で波に乗った第4クォーターを32-9と圧倒。2人の不在をカバーした野本建吾の働きも光った。GAME2はジョーンズと並里成がともに23得点でチームをけん引。秋田ノーザンハピネッツが背後に迫る中、2ゲーム差を維持した。
茨城ロボッツは、アウェーで迎えた2023年最初の節は連敗。GAME1は島根スサノオマジックの安定したオフェンスを止めることができず、第1クォーターの13点ビハインドから盛り返したGAME2も最後は4点届かなかった。収穫はアシスト数で島根に引けを取らなかったことと、山口颯斗が2戦とも2ケタ得点を挙げたこと。山口はこれで5試合連続2ケタ得点となり、日本人選手では今最もオフェンス面で計算できる存在だ。
B1昇格2シーズン目の両者は、今シーズンの第9節ですでに対戦し、2戦ともハイスコアの展開で1勝1敗の痛み分けとなっている。この時、山口はGAMEで無得点に終わりながら、GAME2は15得点で勝利に大きく貢献した。また、第9節で勝敗を分けた要因の一つがリバウンド。2戦ともリバウンドで上回ったほうが勝利しており、GAME2では山口も7リバウンドをマーク。その面でも、彼の活躍度が重要となりそうだ。
文=吉川哲彦
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