宇都宮vs名古屋D|ホームで低勝率にあえぐ宇都宮、名古屋Dをディフェンスで封じたい
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第16節
宇都宮ブレックス vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
年をまたいで行われたアウェー信州ブレイブウォリアーズ戦で、宇都宮ブレックスは無念の連敗を喫した。比江島慎が20日ぶりに戦列に戻ったが、入れ替わるようにアイザック・フォトゥが欠場。2戦ともに60点台前半とオフェンスが機能せず、GAME1に関しては第1クォーターを除くすべてのクォーターで24失点とディフェンスの強みも出せなかった。連勝した秋田ノーザンハピネッツに順位を逆転され、東地区5位に降下。“借金”も「4」に増え、ここが踏ん張りどころだ。
混戦の西地区で4位につける名古屋ダイヤモンドドルフィンズはサンロッカーズ渋谷をホームに迎え、連勝で地区首位戦線に踏みとどまって2022年を終えた。GAME1は追いつかれて延長にもつれこむ厳しい展開だったが、延長ではモリス・ンドゥールが攻守に躍動し、残り1秒のコティ・クラークの得点で勝利。GAME2は第2クォーター以降に相手を圧倒し、105得点を叩き出した。地区首位の広島ドラゴンフライズとは2ゲーム差。次々節には同2位の島根スサノオマジックとの直接対決も控えており、星を落とさずについていきたい。
宇都宮はここまでホームで3勝7敗と、その“借金”が今の勝率に影響している状態が続く。ファンの信頼を取り戻す意味でも、年明け最初のホームゲームは重要度が高い。特に意識したいのはやはり本来のディフェンス力を発揮すること。1試合平均得点でリーグ1位の名古屋Dを抑えることが、すべてを好転させることにつながるはずだ。
文=吉川哲彦
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