島根vs茨城|西地区の強豪に挑む茨城、タプスコットの攻守にわたる活躍が不可欠
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第16節
島根スサノオマジック vs 茨城ロボッツ
飛躍の2022年の締めくくりとして、島根スサノオマジックは富山グラウジーズと対戦GAME1は第3クォーターの32得点で突き放し、GAME2は第1クォーターに11点リードを奪ったのが奏功して連勝を飾った。初戦でトリプルダブルを達成したペリン・ビュフォードは、GAME2もあと1アシストでトリプルダブルという圧巻の活躍。他にも阿部諒がGAME1で14得点、谷口大智がGAME2で12得点と日本人選手の働きも光った。琉球ゴールデンキングスと勝率で並び、順位を逆転して西地区2位に浮上した。
茨城ロボッツも2022年を連勝で終えた。滋賀レイクスと対戦し、2戦ともに第1クォーターで10点以上のリードを奪う先手必勝の形。2戦を通じて3ポイントシュートの成功率が高く、得点バランスも良かった。前々節にデビューしたキャメロン・クラットウィグはまだ出場時間を抑え気味だが、GAME2は8得点7リバウンドとまずまずの数字。貴重なインサイドプレーヤーとして、今後への期待を抱かせた。
前節の茨城は、チェハーレス・タプスコットが2戦計19アシストでオフェンスの起点となった。フリースロー成功率を除いた6部門でランキングトップ10に入るオールラウンダーのビュフォードに対し、マッチアップも予想されるタプスコットの働きは今節も不可欠。スティールでは唯一ビュフォードを上回っており、得点力のある島根に対抗するにはそのディフェンス力も大きなカギを握ることになる。
文=吉川哲彦
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