宇都宮vs A東京|エース不在ながら対照的な両軍…宇都宮はホームでの3連敗を阻止できるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第14節
宇都宮ブレックス vsアルバルク東京
今シーズンはどの相手にも難しい試合運びを強いられる宇都宮ブレックス。東地区最下位の茨城ロボッツと対戦した前節も、GAME1を12点差で落とし、勝ったGAME2も4点差という厳しい内容だった。
その要因となっているのはやはりオフェンスで、得点は前々節第2戦に続いて3試合連続の60点台。個の力で打開できる比江島慎がいない影響は少なからずあるが、チームとして連係が取れていない場面も見られ、本来の組織力を発揮できていない。
一方、アルバルク東京は前節の滋賀レイクス戦も危なげなく勝利し、連勝を「9」に伸ばした。GAME1は24-11、GAME2は32-14と第1クォーターで相手を圧倒し、終始試合を優位に展開。GAME2は計105得点で、今シーズン初の100点ゲームとなった。
安藤周人が連日の2ケタ得点をマークし、田中大貴の不在の影響を全く感じさせず。失点も12月の9試合で70点以上がまだ3試合と、攻防ともに安定感は抜群だ。
エースを欠くという共通点がありながらも、直近の戦いぶりは対照的な両チーム。今シーズンは第4節に激突しているが、この時もA東京は田中を欠いたにもかかわらずGAME1を2点差、GAME2を3点差で制した。
宇都宮としては、強豪と4試合中3試合を戦えるホームで3連敗だけは阻止しなければならない。第4節は2戦とも第4クォーターに逆転を許す痛恨の内容だっただけに、今節は試合終盤の集中力が問われることになる。
文=吉川哲彦
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