SR渋谷vs横浜BC|SR渋谷は指揮官が退団、ベンドラメがチームを鼓舞できるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第14節
サンロッカーズ渋谷 vs横浜ビー・コルセアーズ
前々節の群馬クレインサンダーズ戦が中止となった後、サンロッカーズ渋谷は伊佐勉ヘッドコーチ、ジェームズ・アンドリセビッチアシスタントコーチの退団という重い決断を下した。
突然のことにチーム内にも動揺が走ったのか、浜中謙アシスタントコーチが指揮を代行した前節の仙台89ERS戦は、GAME1で黒星。第2クォーターに7得点しか奪えず、その後盛り返す力もなかった。GAME2は渡辺竜之佑と田渡修人に加え、石井講祐も欠場とさらに難しい状況に置かれたが、ベンドラメ礼生がチームを引っ張って連敗を阻止。中地区3位に順位を下げたが、ここから巻き返しを図る。
そのSR渋谷に代わって地区2位に浮上したのが、横浜ビー・コルセアーズ。前節は大阪エヴェッサをホームに迎え、GAME1は第4クォーターの33得点、GAME2は第3クォーターの31得点で流れをつかんで連勝を飾った。
コンディション調整を強いられていた森川正明らが戦列に戻り、ユース特別枠の平岡勇人もGAME2で初出場。河村勇輝とは高校時代からの相棒である松崎裕樹の加入も発表され、地区首位浮上に向けて視界は良好だ。
SR渋谷にとって、Bリーグ7シーズン目で今が最も我慢の必要な時。かつてチームを天皇杯優勝に導いた指揮官を失ったことは、ここからその影響がより強く出てくるだろう。まずは今節、勢いのある横浜BCを相手に気持ちを強く持って戦うことができるかどうか。ベンドラメがチームを鼓舞できるか。
文=吉川哲彦
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