秋田vs茨城|秋田は田口が戦線離脱…チームの団結と多田のステップアップが必須
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第14節
秋田ノーザンハピネッツ vs茨城ロボッツ
3連勝で“借金”を1まで減らしていた秋田ノーザンハピネッツ。前節広島ドラゴンフライズと対戦したが、連敗を喫した。
GAME1は8点リードで試合を折り返しながら第4クォーターに失速。GAME2は前半で背負った14点のビハインドを第3クォーターの28得点で一気に詰めたが、最後は息切れした。2戦を通じて3ポイントシュートの確率が今一つだったことと、GAME2はファウルトラブルも発生したことが試合展開を難しくした。そして、GAME1で負傷した田口成浩は長期離脱を余儀なくされる見込みだ。
勝率上位チームとの対戦が続いて苦戦を強いられていた茨城ロボッツ。前節の宇都宮ブレックス戦も難しい戦いになると思われたが、昨シーズン王者の不調を突いてGAME1を勝利した。第3クォーターのエリック・ジェイコブセンの攻防にわたる活躍と、福澤晃平の連続3ポイントシュートで白星を手繰り寄せた。
GAME2は残り35秒で同点とチャンスはあったが惜敗。レバンガ北海道と勝率で並ぶことはできたが、順位は東地区最下位から変わっていない。
3ポイントシュート成功率でリーグ6位、フリースロー成功率で同2位、1試合平均得点は12.3得点の田口は、精神的支柱としても不可欠な存在。秋田は今こそ団結力を問われる時だ。戦力として田口の穴埋めを期待したいのは多田武史。今シーズンは出場機会に恵まれていないが、シュート力は田口にも劣らない。チームの危機をチャンスに変えることができるか。
文=吉川哲彦
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