島根vs名古屋D|勝率で並ぶ両チーム、エースガードのマッチアップは必見
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第12節
島根スサノオマジック vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
島根スサノオマジックにとって、前節の大阪エヴェッサ戦は難しい試合となった。第2クォーターで最大17点差をつけたにもかかわらず、第3クォーター開始3分余りで3-13のランを許し逆転。その後再び抜け出して事なきを得たが、得点は今シーズン3番目に少ない72点。安藤誓哉の支配力とウィリアムスニカのオフェンスリバウンドに救われた。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズは前節、勝率で並んでいた広島ドラゴンフライズと対戦した。レイ・パークスジュニア、伊藤達哉、スコット・エサトンが欠場し、第3クォーターに32失点を喫してリードを許すも、齋藤拓実が第4クォーターだけで15得点と爆発。最後は1点差という悔しい負け方だったが、主力を欠いた中で十分に見ごたえのある内容だった。
前節の結果を受け、勝率で並んだ両チーム。2ゲーム差がついている地区首位の琉球ゴールデンキングスに一歩でも近づくために、どちらも連勝したい局面だ。注目はやはり両エースガード。1試合平均得点では安藤が、アシストでは齋藤が上位だが、前節に限ると齋藤が得点で安藤を上回り、アシストは安藤のほうが多かった。今節のマッチアップは、双方の1ポゼッションごとのプレーの選択が見逃せない。
文=吉川哲彦
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