北海道vs広島|ディフェンスに課題が残る北海道、古巣凱旋のメイヨ対策は不可欠
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第12節
レバンガ北海道 vs 広島ドラゴンフライズ
レバンガ北海道は前節群馬クレインサンダーズ戦と対戦。第1クォーターで10-29と先手を奪われると、第3クォーターに36失点を喫し83-99で敗れた。今シーズン90失点以上は早くも10試合に到達し、中盤戦に差しかかろうというタイミングで何らかの打開策を見出したいところだ。
広島ドラゴンフライズは前節、勝率で並んでいた名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。主力2人を欠く相手に第3クォーターで32得点を挙げて優位に立ったが、その後反撃にあい、一時逆転を許す展開に。残り18秒のケリー・ブラックシアー・ジュニアの得点で再びリードを奪い、最後は相手のフリースロー失敗に助けられ80-79で勝利した。ファウルの多さは改善を要するが、サイズダウンした相手に対してリバウンドをしっかり取りきったことは評価できる。
1試合平均得点で北海道は広島と遜色なく、その他の数字も似通っているが、失点数には明確な差がある。ブラックシアーやドウェイン・エバンス、2試合連続20点台の辻直人ら得点源をいかに抑えるか。一昨シーズン北海道でプレーし、リーグ得点王に輝いたニック・メイヨが初めて古巣に凱旋。北海道はメイヨに気持ち良くプレーさせないよう注意したい。
文=吉川哲彦
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