仙台vs大阪|6季ぶりに対戦する両軍、大阪・フィッシャーHCの采配に注目
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第10節
仙台89ERS vs 大阪エヴェッサ
仙台89ERSは前節新潟アルビレックスBBと対戦し、2戦とも延長にもつれこむ熱戦となった。
GAME1は残り15秒、GAME2は第4クォーター終了のブザーと同時に同点にされるという展開に。GAME1は小林遥太の3ポイントシュートなどで勝ちきったものの、GAME2は勢いづいた相手のペースにのまれて黒星となった。課題が残った中でも、GAME1はリーグで3番目に少ないフリースロー試投数を増やし、ターンオーバーも2戦とも8個にとどめるなど収穫もあった。
対する大阪エヴェッサも、前節の広島ドラゴンフライズ戦は1勝1敗で終えた。リーグで3番目に多いターンオーバーが前節もGAME1で18個、GAME2で17個にのぼったが、GAME2はアイラ・ブラウンが21得点、木下誠が17得点と奮起。4点差を追う残り2分から木下とディージェイ・ニュービルを中心に追い上げ、試合を制した。ターンオーバーを除けば、オフェンス面には光も感じられた。
bjリーグ初年度に誕生した両チームの対戦は、Bリーグ初年度以来6シーズンぶり。ただし、大阪を率いるマティアス・フィッシャーヘッドコーチは西宮ストークス時代に仙台と3シーズンにわたって対戦し、プレーオフで敗れた苦い記憶もある。その借りを返すためには、B1で一定の成果を上げている仙台のディフェンスをどう突破するか。采配が大きなポイントとなる。
文=吉川哲彦
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