群馬vs名古屋D|天皇杯では明暗が分かれた両軍、名古屋Dはクラークの得点力に期待
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第10節
群馬クレインサンダーズ vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
宇都宮ブレックスと戦った前々節は、再延長の末に2点差で敗れた群馬クレインサンダーズ。同じく北関東ダービーとなった前節茨城ロボッツ戦も1点を争う展開となり、11アシストの並里成が起点となったGAME1は2点差で勝利した。
しかし、GAME2は前半に9点リードを許したのが最後まで響く形となり、残り11秒に1点差に迫るも届かず。相手に高確率でシュートを決められたこともあり、リバウンドがわずか23本。オフェンス面の数字は良かっただけに、ディフェンス面の課題を再認識させられる結果となった。
一方、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは富山グラウジーズに連勝した。GAME1は17ターンオーバーを犯しながらも33アシストで91得点を挙げ、GAME2はターンオーバーを7個に抑えつつ28アシストで93得点。GAME1で今シーズン初の2ケタ得点をマークした張本天傑がGAME2でも10得点を挙げ、連勝に貢献した。リーグ戦は直近の6試合で5勝と好調だが、前節の後に行われた天皇杯4次ラウンドでは千葉ジェッツの猛攻を止めることができず、32点の大差で敗退している。
その天皇杯4次ラウンドで群馬は島根スサノオマジックを撃破しており、名古屋Dとしては西地区のライバルを破った群馬を下して自信を増したいところだ。キーマンは得点ランキング2位のコティ・クラーク。相手が同3位のトレイ・ジョーンズを擁していることもあり、その得点力でチームを勢いづけ、勝利を呼びこみたい。
文=吉川哲彦
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