秋田vs川崎|オフェンス面で苦戦を強いられる両軍、勝利のカギはリバウンド
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第10節
秋田ノーザンハピネッツ vs 川崎ブレイブサンダース
前々節までの3連勝で勝率5割に戻した秋田ノーザンハピネッツ。だが、前節は千葉ジェッツに連敗し、再び黒星先行となった。
GAME1は第1クォーターで27-11とリードするも、第2クォーターに32失点。第4クォーターは12得点とオフェンスが空回りした。GAME2も第1クォーターはリードを奪いながら、やはり第4クォーターに10得点とオフェンスが沈黙した。このところはまずまずの出来だったオフェンスが止められてしまった形だ。
第6節から白星と黒星を交互に重ねていた川崎ブレイブサンダースは、前節島根スサノオマジックとのGAME1に勝利して久しぶりの連勝。ターンオーバーは多かったものの、前々節に威力を発揮した3ポイントシュートで高確率を維持して主導権を握った。
しかし、GAME2は3ポイントシュートが再び不調に陥り、第3クォーターはわずか8得点とオフェンスの歯車が狂った。今シーズン最多の28点差をつけられ、つかみかけた手応えも今節の出来次第ではまたリセットされかねない。
オフェンスに難がある現状では、失点を防ぐかオフェンスリバウンドでポゼッションを増やすことが重要となる。両者のスタッツを比較した際、差が生じているのがオフェンスリバウンド。優位に立つ秋田は、前節2戦計32リバウンドのスティーブ・ザックがゴール下を支配できるか。川崎が対抗するには、ビッグラインアップに加えて鎌田裕也の働きが必要だ。
文=吉川哲彦
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