宇都宮vs横浜BC|地力を発揮しつつある宇都宮に対し、横浜BCは強いメンタルで挑めるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第9節
宇都宮ブレックス vs 横浜ビー・コルセアーズ
10月は3勝6敗と出遅れた宇都宮ブレックスが、11月を5戦全勝で終えて本来の地力を取り戻し始めてきた。
前節の群馬クレインサンダーズ戦は第1クォーターで17-31とビハインドを背負ったが、第3クォーターを14失点、第4クォーターを10失点に抑えて逆転。追いつかれて延長に突入し、再延長までもつれこんだが、最後は際どい勝負を2点差で制した。比江島慎が今シーズン最多の29得点、アイザック・フォトゥも今シーズン最多の25得点と千両役者ぶりを発揮したのは良い兆候。3節連続のホームとなる今節は横浜ビー・コルセアーズを迎える。
その横浜BCは前節川崎ブレイブサンダースに大敗を喫した。前半相手の3ポイントシュートに苦しんだ一方で、自らは不発。終始劣勢を強いられ、今シーズンのリーグ戦最初の神奈川ダービーは良いところなく、中地区3位浮上のチャンスを逃した。次節の三遠ネオフェニックス戦で改めて上位進出を狙うためにも、今節の戦い方が重要だ。
今節終了後、天皇杯4次ラウンドも控えている横浜BCにとって、12月はタフな日程。ここでトーンダウンしてしまわないよう、今節は特に強いメンタルで臨みたい。ベンチスタートに回ってからも貴重な仕事をしている森川正明は、ここ2試合は3ポイントシュートが不発だが、チームを代表するシューターとしてのプライドで打ち続けることができるか。
文=吉川哲彦
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