三遠vsA東京|地区3位同士の対決、勝敗を分けるポイントはターンオーバー
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第9節
三遠ネオフェニックス vs アルバルク東京
三遠ネオフェニックスがサンロッカーズ渋谷との直接対決に敗れ、中地区首位から3位に後退した。
第4クォーター残り1分36秒で10点ビハインドとなってしまったのが命取りだったが、そこから佐々木隆成の連続3ポイントシュートで点差を詰め、サーディ・ラベナも22得点7リバウンド5アシスト3スティールと攻防に奮闘。インジュアリーリストに入ったヤンテ・メイテンの不在の影響もさほど感じられず、3連敗になったとはいえ前向きに受け止められる内容だった。
アルバルク東京も秋田ノーザンハピネッツに敗戦。第1クォーターに7点ビハインドを背負うと、その後も点差を詰めては突き放される状況が続き、追いつけないまま最後は14点差をつけられた。ジャスティン・コブスが今シーズン最多の26得点を挙げ、田中大貴も6試合ぶりに2ケタ得点をマークしたが、外国籍選手1人を欠く秋田にリバウンドで主導権を譲ってしまったのが痛かった。
A東京も現在東地区で3位。今後の地区首位争いを考えると、双方ともに今節は連勝を目指したいところだ。特にA東京は次節からの7試合中6試合がホームとあって、アウェーの今節をどう乗りきるかが大切になる。
両者の明確な差となっているのがターンオーバーで、1試合平均がリーグで唯一1ケタのA東京に対し、三遠は5番目に多い13.4個。外国籍選手の頭数が少ない三遠がいかにミスを減らすか、A東京がアドバンテージを維持できるかどうかがポイントになる。
文=吉川哲彦
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