茨城vs群馬|昨季は3勝1敗で茨城に軍配、今季初のダービー戦は新戦力に注目
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第9節
茨城ロボッツ vs 群馬クレインサンダーズ
茨城ロボッツと群馬クレインサンダーズの“昇格同期”チームによる北関東ダービー。今節の舞台はアダストリアみとアリーナで、茨城にとっては開幕節以来となる同アリーナでのホーム2連戦だ。
前節は両者ともに黒星。仙台89ERSを迎え撃った茨城は、後半ジャスティン・バーレル、渡辺翔太に活躍を許してリードを奪われると、試合終盤にはネイサン・ブースにも手痛い3ポイントシュートを浴びて77-85で敗れた。チェハーレス・タプスコットがゲームハイの21得点を挙げたが、平尾充庸が無得点に終わったのが響いた。
一方の群馬は、宇都宮ブレックスとのダブルオーバータイムまで及んだ激闘を落とした。第1クォーターで31-17の好スタートを切ったが、そこから徐々に追い上げられ、延長戦では決定力を欠いた。マイケル・パーカー、トレイ・ジョーンズ、アキ・チェンバース、並里成のプレータイムは35分以上に及んだため、中2日で迎える今節へ向けては気持ちの切り替えに加え、主力のスタミナがどこまで戻るかがポイントになりそうだ。
昨シーズンは3勝1敗で茨城が上回った。今シーズン初のダービーマッチは互いの新戦力に注目したい。ホームの茨城はトーマス・ケネディと山口颯斗。ケネディには引き続き持ち前の得点力を、山口にはアキ・チェンバースの自由を奪うアグレッシブなディフェンスにも期待したい。対する群馬の注目はケーレブ・ターズースキー。212センチ112キロを誇るビッグマンが茨城の驚異となるか。
文=小沼克年
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