千葉Jvs秋田|東地区首位を走る千葉Jに秋田・田口が一泡吹かせることができるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第9節
千葉ジェッツ vs 秋田ノーザンハピネッツ
アウェーでのレバンガ北海道戦を白星で終え、千葉ジェッツが東地区首位を堅持。第2クォーターにクリストファー・スミスが14得点を荒稼ぎし、原修太と佐藤卓磨も加勢して大量リードを奪うと、第3クォーターも勢いは止まらず最大で32点リード。第4クォーターは反撃にあったが、大勢に影響はなかった。3試合欠場していたヴィック・ローも故障明けとしてはまずまずの出来で、ハードスケジュールの待つ12月に向けて態勢は整った。
対するは秋田ノーザンハピネッツ。前節のアルバルク東京戦は第1クォーターに27得点を挙げて主導権を握ると、その後はディフェンスも機能して第4クォーターに突き放す会心の勝利だった。ケレム・カンターの不在は続いているが、田口成浩が20得点、古川孝敏が17得点と日本人選手の得点源が役割を果たしてチームをけん引。このところアシストも冴えているスティーブ・ザックが今シーズン最多の9アシストで、チームへのフィット感を増している印象だ。
今シーズンの秋田は得点面で田口と古川、スタントン・キッドがその中心を担っているが、特に際立つのが田口の好調ぶりだ。3ポイントシュート成功率が45パーセントを超え、1試合平均13.7得点はキッドに続くチーム2位。昨シーズンもアウェーでの千葉J戦は3試合中2試合で2ケタ得点をマークした田口が、一昨シーズンまでの3シーズンを過ごした古巣を相手にどのようなパフォーマンスを披露するかという点に注目したい。
文=吉川哲彦
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