秋田vsA東京 | リバウンドが生命線の両軍…秋田は日本人選手のハッスルが不可欠
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第8節
秋田ノーザンハピネッツ vs アルバルク東京
秋田ノーザンハピネッツは4連敗を止めて中断期間に入ったものの、リーグ戦が再開した前々節は再び連敗。前節の信州ブレイブウォリアーズ戦ではGAME1が4点差、GAME2が7点差と僅差の勝負を制し、ようやく“借金”を1まで減らした。
第1戦は延長にもつれこんだが、その延長では2点しか許さず守り勝ち。スティーブ・ザックが17本、中山拓哉と保岡龍斗がともに7本とリバウンドで優位に立ったのが大きかった。第2戦もザックが18リバウンド、中山が10リバウンド。現在チームはリバウンドでリーグ2位を誇る。
前々節横浜ビー・コルセアーズに1敗を喫したアルバルク東京は、前節茨城ロボッツを相手に連勝を収めて東地区3位を堅持。こちらも第1戦はチーム全体で53本、うちオフェンスが20本とリバウンドを支配し、32点差をつける圧勝。8点差で勝ちきった第2戦もリバウンドは相手を上回り、それに加えて藤永佳昭の11得点とザック・バランスキーの17得点も勝利の一因となった。
ディフェンシブなスタイルの両者にとって、リバウンドは生命線だ。A東京はリーグ7位と秋田を下回るものの、オフェンスリバウンドに限れば秋田が同3位、A東京が同4位と互角。勝率5割復帰がかかる秋田としては、ディフェンスリバウンドを確保してA東京にセカンドチャンスを与えないことが重要だ。ケレム・カンターを欠いている今、前節同様に日本人選手がハッスルできるか。
文=吉川哲彦
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