宇都宮vs京都 | ディフェンス力が回復傾向にある宇都宮と、オフェンス好調の京都が激突
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第7節
宇都宮ブレックス vs 京都ハンナリーズ
中断期間までに3勝6敗と星が上がっていなかった宇都宮ブレックスは、リーグ戦が再開した前節でシーホース三河に連勝し、東地区4位に浮上した。
2戦とも相手を60点台に抑え、オフェンスではアイザック・フォトゥが安定した得点力を発揮。第1戦では5本の3ポイントシュートをすべて決めた鵤誠司を筆頭に日本人選手の得点も目立ち、渡邉裕規の欠場を笠井康平がカバーするなど、チームがかみ合った。ジュリアン・マブンガの退団で外国籍選手を1人欠いた状況ながらも、反撃ののろしは上がりつつある。
京都ハンナリーズも前節はレバンガ北海道に連勝し、順位は西地区6位だが6勝5敗と白星先行に転じた。第1戦は終始接戦となった中でも、第3クォーター残り58秒以降は一度も追いつかれることなく勝ち切り、第2戦は32得点のシェック・ディアロを軸にオフェンスが爆発して今シーズン最多の99得点を叩き出した。久保田義章やジェロ―ド・ユトフ、2戦計10本の3ポイントシュートを炸裂させたマシュー・ライトの活躍も目を見張るものがあり、歯車が回り始めている印象を受ける。
京都の好調の要因としてはフィールドゴール成功率の高さが挙げられ、特に3ポイントシュート成功率はリーグ4位を誇る。その一方でターンオーバーもリーグで4番目に多く、宇都宮が本来の持ち味であるディフェンスでその隙を突けるか、京都がターンオーバーを減らしてシュート力を発揮できるかが勝負の分かれ目になりそうだ。
文=吉川哲彦
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