滋賀vs名古屋D | 難局ながら希望が見えた滋賀、川真田の急成長に注目
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第7節
滋賀レイクス vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
保田尭之ヘッドコーチ代行の初陣は連敗に終わったものの、滋賀レイクスには今後に向けた希望も垣間見えた。厳しい展開が予想された琉球ゴールデンキングス戦で、第1戦は相手のディフェンスを崩せず21点差で完敗を喫した。第2戦はキーファー・ラベナが欠場とさらに難しい状況に追い込まれたが、合流して間もないデイビッド・ドブラスが14得点9リバウンド6アシスト、テレンス・キングが11得点をマーク。初スターターの川真田紘也もハッスルし、終盤まで競り合いを演じてみせた。
4チームがひしめく西地区首位争いに加わる名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。前節は1勝1敗に終わって一歩後退した。川崎ブレイブサンダースとの第1戦は、前半の25失点から一転し、後半に60失点を喫して黒星。第2戦は1試合を通してディフェンスが機能し、川崎をわずか58得点に抑えこんだだけに、第1戦の後半20分間の戦いぶりは悔やまれる。地区首位に立つ琉球との直接対決が次節に控えているため、今節は勢いをつけておきたいところだ。
外国籍選手の安定した活躍が光る名古屋Dに対し、滋賀としては出場時間を伸ばしている川真田の働きがより重要になってくるだろう。リバウンドは少ないものの、前節第1戦で9得点をマークしたことを考えると、オフェンス面が安定しない滋賀にとって川真田の存在は貴重。サイズと機動力を兼ね備えた同選手が、滋賀の戦い方に新しいオプションを加えることを期待したい。
文=吉川哲彦
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