富山vsSR渋谷|開幕戦で接戦演じた両軍が早くも再激突…富山は相手の疲労を突きたい
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第5節
富山グラウジーズ vs サンロッカーズ渋谷
前々節まで1勝5敗の富山グラウジーズは、前節群馬クレインサンダーズに連敗。GAME1は第1クォーターの12点ビハインドが大きく響き、接戦に持ちこんだGAME2は延長にまでもつれこんだが、試合残り3秒に決勝点を許してしまった。
光明はGAME2でのスターター変更が機能したこと。コーディ・デンプスとファイサンバはいずれも2ケタ得点を挙げ、2人の同時起用は今後に新しい可能性も感じさせた。また、初のスターター起用で20分52秒出場した上田隼輔も、スタッツこそ目立たないがミスの少ない堅実な働きでチームに活力を与えた。
前節島根スサノオマジックと対戦したサンロッカーズ渋谷は、ライアン・ケリーが欠場する難しい状況でGAME1を落としたが、GAME2は延長の末に勝利。18本のオフェンスリバウンドと石井講祐の14得点が効果的で、延長では西野曜の活躍もチームを勢いづけた。現在5勝3敗で中地区2位。シーズン序盤は混戦模様となった中地区で、バイウィーク前に一歩抜け出すことができるか。
両者ともに前節GAME2が延長戦となり、今シーズン初の平日開催を疲労が蓄積した状態で迎えることとなる。SR渋谷は前節2試合でケビン・ジョーンズが計64分23秒、ジェームズ・マイケル・マカドゥに至っては計67分29秒もコートに立っており、富山はその2人にプレッシャーをかけたい。早くも開幕節の再戦となるが、その開幕節はいずれも接戦。再びホームに迎える富山にもチャンスは十分にある。
文=吉川哲彦
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