宇都宮vs千葉J|前節の連敗で黒星先行となった宇都宮、マブンガを生かす術を見つけられるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第5節
宇都宮ブレックス vs 千葉ジェッツ
前々節の連勝で3勝3敗となった宇都宮ブレックスは、待ちに待ったホーム開幕で改めてスタートを切るはずだった。だが、アルバルク東京と対戦した前節では、GAMEで2点差、GAME2は3点差で白星を逃し、再び黒星が先行した。
GAMEは成功率が60パーセントを切り、GAME2は試投がわずか4本とフリースローで得点を積み上げられなかったのが反省点。今節を終えるとリーグ戦がバイウィークに入るため、今節で今シーズンホーム初勝利を挙げておきたい。
千葉ジェッツは対照的に、前節は滋賀レイクスを2戦とも60点未満に封じる快勝。第1戦は103得点、第2戦は90得点とオフェンス面も申し分なく、接戦続きだった前々節までとは異なり、会心の内容だった。ホームゲームもここまでは5勝1敗と、ブースターにとっては安心できる材料が多い。とはいえ、バイウィーク前の最後は昨シーズンのチャンピオンシップクォーターファイナルで苦汁を飲まされた宇都宮が相手。その借りをまず1つ返したい。
宇都宮はジュリアン・マブンガがチームにフィットできておらず、前節GAME2に至ってはわずか4分36秒の出場で開幕節GAME1以来となる無得点。バイウィークに入る前に何かしらの手応えをつかめるかどうかは、チームにとっても本人にとっても大きな分かれ目になる可能性がある。オールラウンダーであるマブンガが、このチームでの役割を見極めるという意味でも、千葉Jという強豪と対峙するのは良い機会だ。
文=吉川哲彦
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