仙台vs信州 | B1復帰後ホーム初白星を目指す仙台、岡田が攻撃のキーマン
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第4節
仙台89ERS vs 信州ブレイブウォリアーズ
B1に復帰して最初の2節をいずれも1勝1敗で乗りきった仙台89ERS。しかし、ホーム開幕の前節は昨シーズン王者の宇都宮ブレックスに連敗し、B1復帰後初めて黒星が先行した。ただ、第1戦は1点差、第2戦も4点差という僅差で、失点も少なく、十分に戦えるという手応えも得ているはずだ。
宇都宮とのGAME1は一時10点以上のリードを奪うなど優位に進めたが、第4クォーター残り7分11秒から6分近く無得点。残り2秒に逆転を許す悔しい敗戦となった。一進一退の攻防が続いたGAME2も、残り1分を切ったところで抜け出され、相手の勝負強さを見せつけられた。
同じく最初の2節はいずれも1勝1敗の信州ブレイブウォリアーズ。第3節は大阪エヴェッサと星を分けた。
GAME1は3Pシュートが入らず、ディフェンスで踏ん張ったが6点差で黒星。オフェンスが持ち直したGAME2は16点差をつける快勝だった。熊谷航が3試合連続2ケタ得点と好調で、前田怜緒や岡田侑大など日本人選手が得点に絡んでいるのは頼もしい限りだ。
ディフェンスを最大の武器とする両者の激突は、ロースコアの展開が予想される。特に信州はここまでの6試合で最多失点が71点と、ディフェンスは鉄壁と言っていいレベルだ。B1復帰後のホーム初勝利が欲しい仙台は、その壁をいかにして打ち破るか。期待したいのはやはり、ここまで2ケタ得点を3度記録している岡田泰希。信州のディフェンスを切り裂き、日本人エースの地位を確立できるか。
文=吉川哲彦
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