北海道vs富山|B1で唯一4連敗を喫した北海道…昨季得点王のロングは復調なるか
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第3節
レバンガ北海道 vs 富山グラウジーズ
開幕節で秋田ノーザンハピネッツの地力に屈したレバンガ北海道は、前節も三遠ネオフェニックスに連敗を喫し、B1で唯一白星に見放される苦しいスタートとなった。
三遠との第1戦は、8点ビハインドで迎えた第4クォーターに、反転攻勢に出るどころか8得点と失速。ドワイト・ラモスは奮闘したが、外国籍選手3人がいずれも1ケタ得点に終わったのが誤算だった。続く第2戦は第2クォーターに10得点と再びオフェンスが停滞。後半に50得点を挙げたものの、開幕4試合で早くも3度目の90失点とディフェンスも課題が多い状況だ。
同様にホームで開幕節連敗スタートの富山グラウジーズは、茨城ロボッツを迎えた前節も第1戦で黒星。第1クォーターで9-25と大量リードを許したのが最後まで響いた。しかし、第2戦は第3クォーターまでに18点差をつけ、今シーズン初勝利を挙げた。得点が外国籍選手3人に偏った印象は否めないが、開幕からのホーム4連戦でまず1つ白星を勝ち取り、ブースターを安心させたことが重要だ。
北海道はショーン・ロングが開幕戦こそ23得点をマークしたが、その後の3試合は得点が取れていない。得点王に輝いた昨シーズンは出場全試合で2ケタ得点だったことを考えると、前節2試合とも1ケタ得点に終わったのはまさかの事態だ。最も計算ができる選手である以上、ロング本来の得点力を取り戻す手立てを考える必要があり、現役時代は日本代表の頭脳だった佐古賢一ヘッドコーチの腕の見せどころだ。
文=吉川哲彦
関連リンク