富山vs茨城|初白星を懸けた一戦、勝利へ導くベテラン選手は誰か
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第2節
富山グラウジーズ vs 茨城ロボッツ
開幕節でサンロッカーズ渋谷を迎え撃った富山グラウジーズは、第1戦を84−90、第2戦でも86−90の僅差で競り負けた。第2節も富山市総合体育館での試合が組まれた好機を生かし、前回の手痛い連敗を払拭できるか。今節の相手は茨城ロボッツだ。
富山は前節、2試合を通じて両キャプテンが存在感を発揮。ジョシュア・スミスが平均18得点11.5リバウンド、晴山ケビンが3ポイントシュート7本を含む同16.5得点の活躍を見せた。ただ、チーム全体では2戦合計で39個のターンオーバーを犯してしまい、ディフェンスでは両日の90失点。この2点を修正するためには小野龍猛、水戸健史、松井啓十郎がカギを握る。ベテラン組には自らの活躍だけでなく、浦野泰斗ら若手が伸び伸びプレーできるような働きでチームを活性化させてほしい。
対する茨城ロボッツも、前節はホーム2連敗を喫した。ファイティングイーグルス名古屋とのGAME1は、リバウンドを26本しか奪えず79-88。GAME2はリバウンドを改善できたものの、第3クォーターに試合をひっくり返され逆転負け。同クォーターの出来に加え、5本の成功に留まった3ポイントシュートも悔やまれる内容となった。
高さで劣る茨城としては、大黒柱のスミスをどう抑えるかが重要になる。だが、ポイントガードの経験値では平尾充庸と多嶋朝飛のほうが相手より上。両選手がチームディフェンスを統率し、そこからいかに素早い攻撃を展開できるか。バックコート陣で主導権を握り、今シーズン初勝利を手にしたい。
文=小沼克年
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