三遠vs北海道|三遠は新体制初勝利なるか…新加入の佐々木がキーマンに
Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第2節
三遠ネオフェニックス vs レバンガ北海道
新生・三遠ネオフェニックスの船出は、連敗したとはいえ希望も感じさせるものだった。川崎ブレイブサンダースをホームに迎えた開幕節、最終的に2点差でかわされた第1戦は接戦の中でリードする時間も長かった。
第2戦も第4クォーター終盤は取られては取り返す展開。残り3秒のサーディ・ラベナの同点3ポイントシュートで延長に持ちこんだが、結果的に4点及ばなかった。ヤンテ・メイテンとアイゼイア・ヒックスは得点源としてメドが立ち、細川一輝と佐々木隆成の貢献度も大きい。何より、川崎に対して粘り強く戦えたことが最大の収穫だ。
レバンガ北海道も開幕節は秋田ノーザンハピネッツに連敗。第2戦は序盤から圧倒されてしまったが、第1戦は終盤に最大13点差を猛追し、残り28秒には3点差まで迫るなどチャンスは十分にあった。こちらもドワイト・ラモスやブロック・モータム、高橋耕陽など新戦力が躍動。連日90失点を超えたディフェンスには課題が残るものの、ターンオーバーの少なさなど一定の成果が得られたことも確かだ。
開幕から2節連続でホーム開催の三遠は、新体制の初勝利をホームで果たしたい。そのキーマンとして期待したいのが佐々木だ。開幕節は2戦ともスターターを務めたが、いずれもファウルアウト。特に第1戦は出場時間が14分46秒にとどまったが、9得点という数字は悪くなかった。翌日は26分45秒出場で13得点を挙げており、ファウルトラブルに注意を払えば貢献度が増すはずだ。
文=吉川哲彦
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