B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22 レギュラーシーズンベストファイブ
B1に所属するヘッドコーチと選手、メディアによる投票で決定するレギュラーシーズンベストファイブ。選出された5選手の今シーズンの活躍ぶりを振り返る。
富樫勇樹(千葉ジェッツ#2/6年連続6回目)選手情報
唯一、6年連続での選出。今シーズンは平均6.4アシストをマークし、2年ぶり2回目のアシスト王も獲得した。身長の不利をものともしない167cmのポイントガードは、抜群のスピードとテクニック、シュート力を武器にコート上を支配。キャプテン就任2年目となった今シーズン、B.LEAGUE連覇はならなかったものの、強豪のひしめくB1東地区でチームを優勝に導いた。7月で29歳となり円熟味を増す司令塔は、リーダーとしてもチームの先頭に立つ。
藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース#0/3年連続3回目)選手情報
栄えあるレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)に輝き、3年連続となるベストディフェンダー賞、さらにクラブとして2連覇を成し遂げた天皇杯でも共同通信社MVP賞を受賞。無尽蔵のスタミナでコートを駆け回る藤井は、攻撃では倒れながらも貪欲にシュートを狙い、守備では全速力でボールを追いかける。川崎の新キャプテンに抜擢された今シーズンはB1リーグ戦51試合でスターティング5を担い、キャリアハイの平均14.1得点5.5アシストを記録した。
ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース#22/2年連続4回目)選手情報
207cm114kgの体格を誇りながらも、川崎の大黒柱は柔らかいシュートタッチの3Pシュートやフローターで得点を奪取する。今シーズンは全55試合にスタートで出場して平均19.7得点8.9リバウンドを記録したほか、3Pシュート成功率も3シーズン連続で40%を超えている。さらにはパスセンスも光り、平均4.3アシストとB.LEAGUE開幕以降、自身最多の数字を残した。6月17日には37歳の誕生日を迎えるが、いまだに衰えを知らない、来季も注目のプレーヤーだ。
安藤誓哉(島根スサノオマジック#3/初受賞)選手情報
「覚悟」という言葉を胸に、安藤誓哉は新天地で輝きを放った。持ち前のオフェンス力と闘争心むき出しのプレーで島根スサノオマジックを初のB.LEAGUE CHAMPIONSHIPへ導き、個人としてもキャリアハイとなる平均15.7得点5.7アシストをマーク、鬼気迫るプレーでチームを牽引し続けた。レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)は逃したものの、受賞した藤井祐眞との差はわずか2pt。来シーズンのMVP受賞にも期待がかかる。
ドウェイン・エバンス(琉球ゴールデンキングス#13/初受賞)選手情報
琉球ゴールデンキングスから初のレギュラーシーズンベストファイブに選出されたドウェイン・エバンス。強靭な肉体と鋭いドライブを武器に平均17.1得点7.1リバウンドを記録。3Pシュート成功率は昨シーズンの36.6%から43.2%に上昇し、守備では自分より大きな相手とも互角のマッチアップを繰り広げた。今シーズン琉球が記録したB.LEAGUE最高勝率は、エバンス抜きでは成し得なかっただろう。
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