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B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22「レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)」「新人賞」受賞選手インタビュー

2022.06.10

選手

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レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP) 藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース#0)
-「子どもたちに夢を与えられるように頑張っていきたい」

6月2日から2日間にわたって開催された「B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22」。最も注目を集めたレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)は、川崎ブレイブサンダースの藤井祐眞が初受賞した。
「今シーズンはキャプテンを務めさせていただき、メインのポイントガードとしても初めてコートに立ちました」と言うように、2021-22シーズンは藤井にとって転機のシーズンとなった。

レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース#0)
?選手情報:藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)

今シーズンの川崎が掲げたスローガンは『MOVE』。この言葉には「試合中、常に選手全員が激しく動くチームである」という意味が込められており、佐藤賢次ヘッドコーチはそれを最もコート上で体現できる藤井を新キャプテンに指名した。篠山竜青からキャプテンを引き継いだ藤井は、「竜青さんのように引っ張っていけるのか、という不安は正直ありましたけど、自分らしいキャプテンとして1年間頑張ろうと思いました」と語る。
藤井が描いたキャプテン像は、言うなればプレーで引っ張るタイプ。これまで通り誰よりもコート上を駆け回り、チームに勢いと勝利をもたらすことだった。スターティング5を担う存在となったことでスタッツも向上し、今季記録した平均14.1得点5.5アシストはキャリアハイを更新。川崎をB.LEAGUE年間優勝へ導くことはできなかったが、「シーズンを通して大きなケガをすることなく、戦い抜いたことは素晴らしかったなと思います」と自身の出来を評価した。
藤井はレギュラーシーズンベストファイブに加え、ベストディフェンダー賞も3年連続3回目の受賞。攻守両面でリーグ屈指のプレーヤーとしての地位を築く藤井が、バスケットをするうえで最も大切にしていることはとても単純なことだ。
「常に楽しくプレーすること」
178cmという身長ながら、コートに立てばその存在感は絶大だ。川崎の顔からB.LEAGUEの顔にもなった藤井は、これからも自分らしく歩み続ける。
「サイズがなくても世界としっかり戦って勝てることを証明したいですし、子どもたちに夢を与えられるように頑張っていきたいです」

新人賞 西田優大(シーホース三河#19)
-「来シーズンも自分の強みを前面に出していきたい」

「新人賞を1つの目標に頑張ってきたので、受賞できてホッとしていますし、すごく嬉しいです」
B.LEAGUE 2021-22シーズンの新人賞に選出されたのは、シーホース三河の西田優大。大学時代から日本代表候補にも選出され、将来を嘱望されてきた選手だ。

新人賞 西田優大(シーホース三河#19)
?選手情報: 西田優大(シーホース三河)

ルーキーイヤーの今シーズン、西田は特別指定選手としてプレーしてきた実績もあり次世代を担う“エース候補”として期待されていた。結果的にその期待を上回り、誰もが認めるエースにまで成長を遂げたと言えるだろう。
「シーズン序盤はここまでやれるとは思っていなかったです」。本人も当初はそう感じていたようだが、開幕から全53試合でスターティング5を担うと、平均11.6得点2.6アシストをマーク。2021年11月にはトム・ホーバスヘッドコーチ体制となった日本代表でも初めて公式戦のコートに立ち、2月に行われた「FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区1次予選」Windows2では27得点の大活躍を見せ、新生日本代表に初勝利をもたらした。
飛躍の年となった今シーズンを振り返り、西田は「一番変わったのは、気持ちの部分」と明かし、「コーチやチームメイトから『どんどんやれ』というような声かけがあったからこそ、ここまでプレーできるようになったと感じています」と言及した。
「B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22」の壇上で「またこの場に呼んでいただけるように頑張ります」とコメントした23歳が次に狙うのはどんな賞だろうか。
「3Pシュートとドライブが自分の武器だと思っているので、(来シーズンも)その強みを前面に出していきたいです」
来シーズン、三河の若きエースにかかる期待は一層大きくなるだろう。

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