【B1クラブ紹介 vol.18】「喰らいつけ。」の精神のもと、さらなる成長を目指す~富山グラウジーズ
北陸3県初のプロスポーツクラブとして誕生した富山グラウジーズは、bjリーグに参戦した2006年より活動をスタート。クラブ名は雄大な立山連峰に生息する県鳥の“ライチョウ=Grouse”にあやかり、「グラウジーズ」と命名された。
B.LEAGUE開幕当初、クラブは2シーズン連続で残留争いを強いられたが、B.LEAGUE 2016-17シーズンは残留プレーオフ、2017-18シーズンは入替戦で勝利してB1に踏みとどまった。そして、この苦しみを乗り越え飛躍の時となったのが開幕3季目となる2018-19シーズン。レギュラーシーズンで中地区3位の成績を収めるとワイルドカード2位枠を獲得。クラブ初となるB.LEAGUE CHAMPIONSHIP出場を果たした。
さらなる挑戦の気持ちを込めて、クラブは2019年7月1日に新しいスローガンのもとロゴマークを発表。一新されたスローガンは「喰らいつけ。」。この精神のもと、ファン、地元と一体になってさらなる成長を誓い、現在にも引き継がれている。
たとえビッグクラブが相手だろうと、牙を剥いて立ち向かう姿勢を選手全員が体現する富山。浜口炎ヘッドコーチが就任した昨季はジュリアン・マブンガとジョシュア・スミスが得点源となり、B1トップの平均89.2得点を記録。抜群の攻撃力を武器に台風の目となり、2度目の出場を果たしたB.LEAGUE CHAMPIONSHIPでは、ついにクラブ初の1勝を手にした。
今シーズンは小野龍猛や松井啓十郎といったベテランに加え、アジア特別枠でフィリピン代表のドワイト・ラモスを獲得。2008年からクラブ一筋の水戸健史、在籍6季目の宇都直輝も健在であり、上積みされた経験値と“喰らいつけ精神”で勝利を目指す。