【GAME PREVIEW】2021-22シーズン 第28節 群馬クレインサンダーズ vs アルバルク東京
「雷」をクラブ名の由来とする群馬クレインサンダーズと、アラビア語で「電撃」を意味するクラブ名を持つアルバルク東京。第28節、太田市運動公園市民体育館で開催される両クラブの初対決は雷鳴が轟くような激戦が予想される。
現在、東地区の首位争いをするA東京に対し、群馬は同地区の中位に位置。今シーズンB1初昇格を果たした群馬が王座奪還を目指すA東京に挑む構図となるが、群馬は宇都宮ブレックスや川崎ブレイブサンダース、琉球ゴールデンキングスなどから勝利を収めている。群馬にとっては再び上位クラブに勝つチャンスであり、一方、A東京も警戒心を強めているはずだ。
ホームの群馬が白星を挙げるためには、やはり武器であるオフェンス力を発揮できるかが最大のポイントになるだろう。A東京のディフェンスを破るには得点源を担うトレイ・ジョーンズの躍動が不可欠であり、ゴール下ではオンドレイ・バルヴィンの高さとマイケル・パーカーの技巧でA東京の防御網を突破したい。
対するA東京は堅固なディフェンスを誇るクラブ。地区優勝のためにも、相手を70点以下に抑え込んで、確実に勝ち星を挙げたいところ。その牽引役には攻防の要である田中大貴やリバウンドを量産するセバスチャン・サイズ、頭角を現してきたルーキーの吉井裕鷹らが挙げられる。一方、オフェンスでは得点力に長けた司令塔のジョーダン・テイラーからも目が離せない。A東京のテイラーと群馬のジョーンズによる点取り屋同士のマッチアップも今節における見どころの一つだ。