【B1クラブ紹介 vol.16】クラブ・ブースターの心をひとつに燃え上がれ~大阪エヴェッサ
大阪では、七福神の中で商売繁盛の神様である「戎様(えびすさま)」を、親しみを込めて「えべっさん」と呼ぶ。この言葉がクラブ名の由来となっているのが大阪エヴェッサであり、人情・笑い・商売の街“大阪”を活気づける存在であることを願い命名された。
クラブ創設は2005年。大阪は同じくこの年から開幕したbjリーグに参入すると、初年度に優勝を達成。そして2007-08シーズンまで3連覇を成し遂げたが、当時指揮を執っていたのは現在と同じ天日謙作ヘッドコーチ(以下HC)だ。
天日HCは2010年に一度大阪の指揮官を退いたものの、B.LEAGUE開幕後の2019-20シーズンにHCへ再就任。スピーディーな展開を得意とする名将のもと、大阪は2シーズン連続でB1・西地区2位の成績を収め、昨季はクラブ初の「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP」出場を果たした。
今季のロスターの特徴としては、昨シーズン平均19.3得点6.0アシストを記録したディージェイ・ニュービル、帰化選手のアイラ・ブラウンを筆頭に、エリエット・ドンリー、ザック・モーアなどアメリカ仕込みの選手が複数名在籍している点だと言える。加えて、大阪出身で大学時代から日本代表に名を連ねてきた竹内譲次の加入も大きく、インサイドはより厚みが増した。
大阪が2021-22シーズンに掲げたスローガンは『Rockin Hot!!』。初の地区優勝とB.LEAGUE制覇へ向け、それらを叶えるのは“熱狂”だ。クラブ、そしてブースターの心をひとつに、大阪エヴェッサはかつてないほどの熱を帯びる。