【B1クラブ紹介 vol.11】神の不思議な力が勝利に導く~島根スサノオマジック
島根県松江市をホームとする島根スサノオマジック。“神々の国・島根”という土地柄だけに、クラブ名にもその影響が色濃く反映されている。
まずスサノオマジックを紐解くと、「スサノオ」は日本神話でヤマタノオロチを退治し、”国造り”の言い伝えがある神『スサノオノミコト』に由来する。もう1つの「マジック」は英語で魔法、魔術、不思議な力という意味を持ち、「神の不思議な力が勝利に導く、勝利へ後押しする」という意味を込めた。
クラブカラーとしているのは、「青」「銀」「黒」の3色。日本海に面し、宍道湖と中海を抱えている島根県が「水」と縁が深いことから青が採用され、銀は島根が誇る世界遺産『石見銀山』、黒は県の木である「黒松」に因んだ色となっている。
島根は2019年からバンダイナムコエンターテインメントがクラブ運営に参画。B.LEAGUE 2021-22シーズンの開幕前には、大型補強を行い大きな話題を呼んだ。補強の目玉は、アルバルク東京のリーグ2連覇に貢献した安藤誓哉、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2020-21」でレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)を受賞した金丸晃輔。経験豊富かつ日本トップレベルの2選手に加え、今夏の東京2020オリンピックで銅メダルを獲得したオーストラリア代表のニック・ケイも加入し、大幅なテコ入れに成功したと言える。
そして、新指揮官には過去にニュージーランド代表のヘッドコーチを務め、直近2シーズンはB2・香川ファイブアローズを指揮していたポール・ヘナレ氏を招聘。開幕戦でB.LEAGUE 2020-21シーズン年間チャンピオンの千葉ジェッツに勝利しインパクトを残すと、その後もオフェンシブなバスケットを武器に白星を積み上げており、今季はクラブ史上初となる「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP」進出へ大きな期待がかかる。