【B1クラブ紹介 vol.10】滋賀県とともに輝く星となる~滋賀レイクスターズ
2008年10月、日本最大の湖を擁する滋賀県に1つのクラブの歴史がスタートした。クラブの名は「滋賀レイクスターズ」。雄大な琵琶湖をはじめとした自然豊かな滋賀県の広い夜空にきらめく星々のように、チーム・選手・ブースターがリーグの星(star)となり、そこに関わるすべての県民とともに輝いていくことができるようにという願いを込めて命名された。
B.LEAGUE開幕の2016-17シーズンにはB1・西地区最下位となったが、2017-18、2019-20シーズンではB1・西地区3位に入り、2020年1月に開催された「第95回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンドでシーホース三河を破りベスト4進出を果たした。
今シーズンは4季に亘り滋賀を指揮したショーン・デニス氏が退任するも、佐賀バルーナーズからルイス・ギルヘッドコーチを招聘。強豪スペイン男子代表チームのアシスタントコーチも務める名将のもとロスターも一新され、佐賀時代から指導する澁田怜音や川真田紘也など、今後の伸びしろが期待できる若手選手を多く獲得した。
また、「フィリピンの英雄」として母国で絶大な人気を誇るキーファー・ラベナの加入も話題をさらった。ラベナは三遠ネオフェニックスでプレーするサーディ・ラベナの兄であり、フィリピン代表のキャプテンとして2019年のFIBAワールドカップにも出場。同選手の加入は滋賀とフィリピンつなぐ架け橋にもなり、この先、地元だけにとどまらず、国境を越えて愛されるチームになる大きなきっかけとなるはずだ。