【B1クラブ紹介 vol.1】苦難を乗り越えB1初昇格~茨城ロボッツ
昨シーズンの『B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2020-21』で準優勝を勝ち取り、クラブ史上初となるB1の舞台に足を踏み入れた茨城ロボッツ。同クラブの歴史はつくばロボッツとして創設された2013年7月からスタートした。「ロボッツ」という愛称は、クラブ発祥の地であるつくば市がロボットの街を推進していることに由来し、2016年7月からはホームタウンをつくば市と水戸市に変更。このタイミングでクラブ名も茨城ロボッツとなった。
創設して間もない2014年に経営破綻。2017-18シーズンには地区優勝に王手をかけながらも、のちに「いわきの悲劇」と呼ばれる福島との最終戦で敗れて『B2 PLAYOFFS SEMIFINALS』進出を逃す屈辱を味わった。そこから這い上がり、2019年4月に新設されたアダストリアみとアリーナでのこけら落としゲームではB2記録となる入場者数5,041名を達成。そして2020-21シーズン、リチャード・グレスマンヘッドコーチのもとでアップテンポかつ攻撃的なバスケットで白星を重ね、群馬クレインサンダーズに次ぐ2位で悲願の昇格を果たした。
現在、クラブ創設時から在籍しているのは岩下桂太アシスタントコーチのみだが、在籍5年目のキャプテン・平尾充庸と髙橋祐二、4年目の福澤晃平が核となってチームを牽引。今シーズンはそこに多嶋朝飛などB1で経験豊富な選手、さらにはアジア特別枠でフィリピン国籍のハビエル・ゴメス・デ・リアニョも加入した。新たな歴史を作る今シーズン、茨城ロボッツはどんな困難があろうとも、ファン・ブースターとともに乗り越える。