基本ルール
バスケットボールは、それぞれ5人ずつのプレーヤーからなる2チームが相手チームのバスケットゴールにボールを入れて得点を競う球技です。
競技時間が終了した時点で得点の多いチームを勝ちとなります。
試合の出場人数
各チーム5人のメンバーがコート上でプレーをします。試合中何度でも交代可能で、交代人数や回数は制限はありません。
各試合にエントリーできる選手の人数は、1チームあたり10名~14名としております。
2022-23シーズンよりユース育成特別枠の運用により最大14名のベンチエントリーが可能となります。
試合時間
Bリーグでは試合を10分のクォーター(Q)を4回行います。1Qと2Q、3Qと4Qの間には2分のインターバル(休憩)が、2Qと3Qの間には15~20分のハーフタイムが設けられています。4Q終了時点で得点が多いチームが勝利となります。同点の場合は5分間の延長戦(オーバータイム)が行われます。勝敗が決まるまで延長戦は繰り返されます。
タイムアウト
前半の第1・2クォーターで2回、後半の第3・4クォーターで3回、さらに各延長時限に1回、タイムアウトとして作戦タイムを取ることができます。
ポジション
バスケットボールはプレーヤー全員がコート内を自由に移動できますが、選手の特性を表すものとして5つのポジションが割り振られています。同じポジションの選手が2人以上試合に出場しても問題ありません。コート上の5人を戦略・戦術によって自由に配置することができます。
1PG(ポイントガード)
コート上でチーム5人の動きを決めて指示を出す、司令塔の役割を担います。全体の動きを把握し、冷静な判断をしながら攻守でチームを牽引します。
2SG(シューティングガード)
ポイントガードの補佐役を行いながら、長距離から3ポイントシュートを積極的に狙うポジションです。アウトサイドからの得点能力が高い選手が配置される傾向があります。
3SF(スモールフォワード)
長距離からの3ポイントシュートだけでなく、ゴールに向かってドリブルで切り込んでいく、広域に渡って活躍を求められるエースポジションです。
4PF(パワーフォワード)
ミドルレンジやゴール下での得点を主な役割とするポジションです。ゴール付近での体を張ったプレーで得点やリバウンドに絡みます。
5C(センター)
身長の高い選手が多く、チームの大黒柱的な役割を担います。ブロックやリバウンドでゴールを死守します。相手との接触が多く、高い身体能力が要求されるポジションです。
シュート
自チームが攻める側のリングに、上からボールを通過させることで得点が加算されます。フロアから305cmの高さにあるリングに上からシュートを決めるため、シュートはアーチを描く形で放たれます。
フィールドゴール(FG)
3ポイントラインの外側からのゴール:3点
3ポイントラインの内側からのゴール:2点
フリースロー(FT)
フリースロー1本:テクニカルファウルなど
フリースロー2本:2点シュート時のファウルなど
フリースロー3本:3点シュート時のファウル
フリースローでのゴール:1点
バスケットカウント
ファウルを受けつつも、そのシュートが入った場合には、その得点が入り、さらにフリースロー1本を打つことができます。
3Pシュートのバスケットカウントの場合もフリースローは1本となります。
ブザービーター
ゲームクロックや24秒クロックが0になる直前に放たれたシュートが、空中でタイム0になった後ゴールを通過するシュート。このシュートは得点が認められます。
ファウル
相手チームの選手との不当な体のぶつかり合いやスポーツマンらしくない行為のことを指します。
ディフェンス(守る)側が相手を「押す」「蹴る」「叩く」「おさえる」などで相手プレーヤーの動きを妨げた場合に科せられます。
オフェンス(攻める)側が、立ちはだかるディフェンス側に突っ込むファウルもあります。
パーソナル・ファウル(5ファウル)
1人のプレーヤーが、1試合を通して5回のファウルを犯してはいけません。5回目を犯した場合は、そのプレーヤーは退場し、他のベンチプレーヤーと交代しなければなりません。退場後は、二度とそのゲームに出場することができません。
チームファウル
チームのファウルの累計が各クォーター5回目から、ファウルの度に相手にフリースロー2本が与えられます。
アンスポーツマンライクファウル
試合中にアンスポーツマンライクファウル2回の累積でそのプレーヤーは失格退場となり、ベンチにも残ることができません。試合中にアンスポーツマンライクファウルとテクニカルファウルを科された場合も、そのプレーヤーは失格退場となり、ベンチにも残ることができません。
テクニカルファウル
試合中にテクニカルファウル2回の累積でそのプレーヤーは失格退場となり、ベンチにも残ることができません。試合中にテクニカルファウルとアンスポーツマンライクファウルを科された場合も、そのプレーヤーは失格退場となり、ベンチにも残ることができません。
バイオレーション
ルールに対するファウル以外の違反行為をバイオレーションといいます。バイオレーションを犯すと、ボールの所有権が相手チームに移ります。バイオレーションが起こった場所のサイドかエンドラインの外から、決められた秒数以内にボールをスローインしてゲームを再開します。
24秒ルール
チームはオフェンス(攻めている)時に24秒以内にシュートを打たなければいけません。 24秒以内にボールがリングに触れると、24秒のカウントダウンはリセットされます。 オフェンス側がボールを保持した場合は14秒に、ディフェンス側がボールを保持した場合は24秒にリセットされます。 試合会場ではゴールの上などに24秒計(タイマー)があることが多いです。
8秒ルール
オフェンス(攻める)側は、ボールを取った瞬間から8秒以内にフロントコート(センターラインを越えて相手チームゴール側のコート)へボールを運ばなければなりません。
3秒ルール
攻撃中に相手チームのゴール下にある制限区域内に3秒以上留まってはいけません。
5秒ルール
コート外からのスローインやフリースロー時に審判からボールを受け取ってから5秒以内にプレーをしなければなりません。
コート内でボールを受け取ってから5秒以内に、パス、ドリブル、シュートのいずれかのプレーをしなければいけません。
トラベリング
ボールを持った状態でドリブルをせずに3歩以上歩くことができません。ピボットしているときに軸にしている足がずれたり、動いたりしたときもトラベリングとなります。
アウト・オブ・バウンズ
ボールがコート外に出てしまうことです。アウト・オブ・バウンズとなった場合は、最寄りのライン(サイドまたはエンド)の外側からスローインを行い、ゲーム再開となります。
ダブルドリブル
ドリブルを一旦終えた後、再びドリブルを行ってしまうことです。
バックコート・バイオレーション
フロントコートにボールを運んだ後、そのボールをバックコート(センターラインを越えて自チームゴール側のコート)に戻すことです。
インターフェア
シュートしたボールがリング上にあるタイミングで、ネットやバックボード、リングに触れてはいけません。
ゴールテンディング
シュートしたボールがリングより上にあり、最高到達点を過ぎて落下している時に、ボールに触れてはいけません。
キックボール
ボールを故意に足で蹴ったり、足で止めたりすることです。偶然当たってしまった場合(レフェリーが故意ではないと判断した場合)には、バイオレーションとはなりません。