2025/02/28B.HOPE ACTION#074

B.LEAGUE ALL-STAR B.Hope ACTION 2025 IN FUNABASHI「B.STAFF体験」

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B.LEAGUE ALL-STAR GAMEは、バスケットボールと街の夢の共演”B.STYLE”を掲げ、2017年から毎年、地域をバスケットボールで盛り上げる取り組みを行っています。B.LEAGUE Hopeでは、バスケットボールを通じて地域や社会課題の解決の一助となることを目指した取り組みを行っており、今回は開催地である千葉県船橋市の地域課題に対して、クラブ・選手・パートナー企業・自治体の皆様と共に、複数の施策を推進いたしました。
1月19日(日)「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」ではサポートルームに通う子どもたちがB.STAFFとしてB.BLACK/B.WHITEのチームの一員となりマネージャーとして選手たちを支えるお仕事を体験いたしました。

不登校児童・生徒の増加

文部科学省の調査によると、2023年度、全国の小中学校で30日以上欠席した不登校の状態にある子どもは、34万6482人で、前の年度と比べて4万7000人多く、11年連続で増加して過去最多となりました。不登校は本人の体調面での不安定さ、集団生活への苦手意識、不安や抑うつ、いじめの問題など様々な要因があります。 開催地の船橋市でも不登校や引きこもりとなる児童・生徒が増加傾向にあり、B.HopeACTIONでは、子どもたちに体験の機会やきっかけを提供し、課題解決の一助になることを目指しました。

キーワードは子どもの自己肯定感

船橋市教育委員会の先生方に、どういった取り組みができると良いかヒアリングを実施した際に、不登校の子どもたちは、自己肯定感が低い傾向があると伺いました。そこで私たちが目指したのは、「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」という大きな興行を支えるスタッフとなり、そこでの成功体験が子どもの自己肯定感を高める一助となることです。 さらに、自分の進路を考え始めるタイミングである中学生の生徒に職業体験の場を提供し、新たな興味・関心、モチベーションを引き出すことで、子どもたちとその家族の希望になっていくこと、この2点を目指しました。

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ブーススタッフのお手伝い

「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」では、フードドライブのアクションを実施いたしました。 こちらのブースでは、ファンの皆様にフードドライブを呼びかけ、食品の寄付を受け取り、オリジナルステッカーを渡すという業務をお手伝いいただきました。 大きな声で呼びかけを実施いただき、ファンの皆様からも「お疲れ様!」と声をかけていただく場面もありました。

チームスタッフとして選手のサポート体験

「りそなグループ B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2025 IN FUNABASHI」の本戦では、B.BLACK・B.WHITEのチームの一員となり、シューティング時のボール拾いや、タオルやドリンクをわたすなどのサポート業務を体験しました。 チームと合流する前に、子どもたち自身の目標をお互いに宣言し合う時間を作りました。言葉に表すことで自分のありたい姿をよりイメージしていきます。

選手と一緒にコート上へ

まずは、シューティングのボール拾いのお手伝いを実施しました。はじめての事でとても緊張しましたが、子どもたちは緊張を乗り越え、選手にボールをパスしていました。

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馬場選手にボールを渡すサポートルームの中学生

試合が始まると、最初はどうしていいかわからず消極的な様子の子どもたちでしたが、次第にどのように動けばいいのかがわかってきたようで、徐々に自分から選手をサポートする姿が見られました。 選手から「ありがとう!」と笑顔を向けられると、子どもたちの表情はどんどん輝いていきます。

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試合後、子どもたちはとても充実した様子で、ポジティブな感想を話してくれました。 「思っていた以上の体験があって、思っていた以上に色々なことができて、本当にチャレンジしてよかったです」 「今までは自信がなかったけど、今日色々な事が出来て、自信になりました。」

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成功体験が自信・自己肯定感を得ることの一助に

本企画を通して、サポートルームの先生は、子どもたちに前向きな変化が見られたとの感想をお話くださいました。 「学校に行けないことに引け目を感じていた子もいましたが「サポートルームに通っててよかった」とサポートルームに通うことが今の自分にとってできることであり、それが喜びに繋がったと感じてくれたことは、本当に素晴らしいと思いました。自分や今の状況を肯定的に捉えられるようになったのは、驚くべき変化です。 今回の経験を通じて、子どもたちが大きく成長する姿を目の当たりにし、教員として20年ほどの経験の中で、ここまで人間の成長や変化を感じることが出来たのは、とても嬉しく感じています。」

このような体験を通して光が当たり、成功体験を得ることで自信や自己肯定感を得て、子どもたちの可能性がどんどん広がっていくことに意義があると感じました。
子どもたちは「きっかけ」があれば大きく羽ばたく可能性が無限大です。 今後もB.Hopeでは、地域に根差す全国のクラブと連携し、子どもの一歩一歩のSTEPを応援し、可能性を広げる取り組みを推進して参ります。

【参考リンク】

▼「B.LEAGUE ALL-STAR B.Hope ACTION 2025 IN FUNABASHI」
https://www.bleague.jp/all-stargame2025/b-hope/
https://www.bleague.jp/news_detail/id=442552