B.Hope × スペシャルオリンピックス日本「Challenge with ALL」愛知連携 シーホース三河 × SON・愛知
2022年5月、B.Hopeとスペシャルオリンピックス日本(以下、SONは、全国の各地域におけるインクルージョン社会の実現に向けた共同プロジェクト「Challenge with ALL」を発表しました。B.LEAGUEのクラブとSONの地区組織が、地元市民や企業、行政を巻き込みながら知的障がい者への理解を深め、誰もが輝ける社会を目指す活動です。2年目となる本プロジェクトは愛知県での連携をスタートし、2024年3月23日にシーホース三河とSON・愛知の活動が行われました。
(※)スペシャルオリンピックス日本は、知的障がいのある人たちのスポーツを通じた挑戦や社会参画を支援し、障がいのある人もない人も楽しめる「ユニファイドスポーツ」の普及に取り組む国際的スポーツ組織の国内本部。
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B.LEAGUE Hope × SON 共同プロジェクト「Challenge with ALL」 愛知展開スタートのお知らせはこちら
ファン・ブースター約100名が「スペシャルオリンピックス日本・愛知」ブースで、楽しくシュートチャレンジを実施
本活動は、シーホース三河のホームゲーム会場「ウィングアリーナ刈谷」にて行われました。知的障がいのある人たちのスポーツを通じた挑戦や社会参画を支援する「スペシャルオリンピックス日本・愛知」の活動を知っていただくこと、そしてバスケットボールを通じて障がいのある人もない人も楽しめる空間を作ろうと、「スペシャルオリンピックス日本・愛知」のブースを設置しました。
ブースを訪れたファン・ブースターの方々は、シュートチャレンジに参加。「惜しい!もう一回!」「入った!やったー!」など、子どもから大人まで幅広く多くの笑顔が溢れました。SON・愛知バスケットボールプログラムを担当する窪田さんは、ブースでの様子を「おもちゃのゴールでもシュートが決まると嬉しいですね!バスケットボールの一番楽しい瞬間だと思います。皆さんに楽しんでもらえてよかったです!」と感想を述べました。
シュートチャレンジに参加するファン・ブースター
大人の方も多く参加した
シュートチャレンジ成功者にはオリジナルステッカーがプレゼントされた
ブース運営に携わったSON・愛知の皆さん
満員のアリーナで「共生社会」への想いを伝える。SONドリームサポーター小塚崇彦氏と、SOアスリート2名がコートに登壇。
本活動は、取り組みの主旨を伝え、共感の輪を広げていくために、ファン・ブースターが集うメインコートでも行われました。冒頭、SONドリームサポーターの小塚崇彦氏がゲスト出演し、スペシャルオリンピックス日本の活動や「ユニファイドスポーツ®︎とは何か」を、来場の皆さまへご説明。小塚氏は「スペシャルオリンピックスは大会やイベントだけでなく、スポーツに取り組む日頃の練習を重視しています。(SOアスリートにとって)日頃の練習に参加することは、社会参加にも繋がります」と、障がいのある人がスポーツを通して社会と交わる大切さを述べられました。
その後、SON・愛知を代表して、バスケットボールプログラムに参加する2名SOアスリート(知的障がいのある人)がコートへ登壇しました。バスケットボールプログラムキャプテンの石川隼人さんは、「僕は高校から20年バスケットボールをしています。普段は、チームに分かれて練習をしています。厳しい練習もありますけど、ヘッドコーチと一緒にシュート練習をしています。僕たちもシーホース三河さんを応援したいと思います。」と想いを伝えました。同じくバスケットボールプログラムに参加する渕田さくらさんは「私は(バスケットボールを初めて)6年目です。少しきついですが、皆で頑張っています。これからもプレーを続けていきます。皆さんも頑張ってください」と想いを伝え、会場から温かい拍手が贈られました。
SONドリームサポーターの小塚崇彦氏
SON・愛知アスリートの石川さん(右)と渕田さん(中央)
コート上でのお披露目を終え、SON・愛知でボランティア委員長の八塚さんは「アスリートにとってこのような舞台で挨拶をすることでも、大きな経験や成長の機会になります」とお話しされました。
現在、SON・愛知におけるバスケットボールプログラムの開催は名古屋市が中心であるため、今後は刈谷地域にお住まいの多くのSOアスリートが気軽にバスケットボールに触れていけるよう目指していく予定です。