2022/05/02B.HOPE ACTION#043

6クラブとともに実施 B.LEAGUE Hope アクティブ チャイルド プログラム -スポーツ庁国庫補助金事業-

 

B.Hopeはクラブ・選手・ファン・地域・パートナー企業の方々を巻き込んで、ともにSDGsの実現を目指したアクションを開発推進しています。

この度、公益財団法人日本スポーツ協会様(以下「JSPO」)と大塚製薬株式会社様のご協力のもと、スポーツ庁国庫補助金事業に基づき企画した「B.Hope アクティブ チャイルド プログラムプログラム(以下「B.Hope ACP」)」を実施致しました。

社会課題「子どもの運動不足・怪我の増加」がコロナ禍でより深刻に

現在、新型コロナウイルスの影響による外出自粛により、子どもたちの運動機会が減少し、体力の低下と運動習慣の喪失が起こっています。また、新型コロナウイルスの影響に関わらず、近年学校外の学習活動や室内遊び時間の増加による、外遊びやスポーツ活動時間の減少、空き地や生活道路といった子ども達の手軽な遊び場の減少により、子どもの運動不足、怪我の増加は近年、社会問題となっています。
子どもたちが身体を動かすことの楽しさと喜びを体験する環境を整えることや、栄養などの重要性を実体験とともに伝える機会を設けることで、運動習慣の定着や生活習慣の改善とともに子どもの健やかな成長を目指すことが重要です。

そこでB.Hopeでは、JSPO様、大塚製薬様ご協力のもと、クラブとともに「B.Hope ACP」を実施し、認定こども園、保育園、幼稚園へ通う園児を対象に運動の機会を創出する取り組みを行いました。

【対応するSDGs】

 

実施概要

●参加クラブ

 

●対象園

 

●実施内容

ホームタウン等にある認定こども園、保育園、幼稚園へ通う園児を対象として、B.LEAGUEに所属するクラブのコーチ、選手、チア、スタッフによるアクティブ チャイルド プログラム(運動プログラム)、栄養プログラム、また保護者による自宅での遊びを、約1~2ヶ月間実施する。

【アクティブ チャイルド プログラム(運動プログラム)】
・JSPO開発の子どもが様々な運動遊びを通して楽しく積極的に体を動かす中で、健やかな心と体を育むことを意図した運動プログラムです。

※アクティブ チャイルド プログラムの詳細はこちら

【栄養プログラム】
・運動プログラム実施に伴い、消費カロリーの増加が見込まれるため、大塚製薬様ご提供のバランスの良い栄養補助食品と、運動時の水分と電解質補給のためにイオン飲料を配布しました。

【自宅での遊び】
・自宅でのプログラムについては、園児が保護者と取り組むワークブックを作成し、配布。ワークブックの中に遊び(運動)のみならず、栄養面も学べるようなメニューを紹介。
・スクールコーチやチアがプログラムを実践、動画撮影し、参加してくださったご家庭へ配布しました。

<ワークブック一例>

園児に興味を持ってもらえるよう、実施クラブのマスコットを活用し、作成

<啓発動画>

・宇都宮ブレックス


・信州ブレイブウォリアーズ


・京都ハンナリーズ


・仙台89ERS


・福島ファイヤーボンズ


・西宮ストークス



【事前・事後のアンケート】
・効果検証として、事前、事後に園の先生、保護者へアンケートを実施し、子どもたちの変容について確認をしました。

実施結果

運動への興味・笑顔のきっかけに!

約2ヶ月間に渡り、選手やスクールコーチ、チア、マスコットたちが園に訪問して、運動プログラムと栄養プログラムを実施しました。 参加した園児、保護者の方からは「凄く楽しかった」「B.Hope ACPの時間を毎回楽しみにしていた」等たくさんの嬉しい感想を頂きました。
また、実施した園の先生方からは「こういった機会を頂けて凄く良かった」「実際に体験してみて、子どもたちのこれまで見たことがないような笑顔を見ることが出来た」との言葉を頂き、本企画をきっかけに試合観戦に来てくださったお子様もいらっしゃいました。

B.Hope ACPに参加した京都ハンナリーズの満田丈太郎選手と永吉佑也選手

京都ハンナリーズマスコット「はんニャリン」とチアと一緒に「手拍子ダンス」をする園児たち

真剣に「新聞紙ジャンケン」をする園児たち(宇都宮ブレックス)

B.Hope ACPにボール遊びの要素を取り入れた「ボールでキャッチ」を楽しむ園児たち(信州ブレイブウォリアーズ)

運動プログラムの途中で、栄養プログラムとして配布したイオン飲料できちんと水分補給(仙台89ERS)

最後にみんなで記念撮影。福島ファイヤーボンズマスコット「ボンズくん」も一緒に!

 

B.Hope ACPに参加した西宮ストークスの道原 紀晃選手、渡邊 翔太選手、濵高 康明選手

今回JSPO様にて、京都ハンナリーズで実施した際の様子を撮影、動画製作頂きました。

子どもたちの運動習慣の定着・生活習慣の改善を願って

園の先生、保護者の方にご協力頂き、プログラム実施前、実施後のアンケートを実施しました。
その結果、社交性や園でよく遊ぶ友達の人数について、向上、増加しており、友達との遊びを好むようになりました。
また、体力向上、ルールを守れるようになったか、我慢強くなったか、食生活について考えるようになったか等、B.Hope ACPの前後と比較して向上したかどうか質問したところ、ほとんどの方から「改善したと思う」「どちらかというと改善したと思う」の回答を頂きました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、実施が延期、中止となったケースもありましたが、参加したクラブからは「ACPの運動プログラムは今後スクール事業にも活用出来そうだと感じた。(宇都宮)」、「プロスポーツクラブとして地元の子どもたちと交流を持てたり、宮城県として特に問題となっている子どもたちの運動不足というところに少し関わる事ができた。(仙台)」、「園の先生や園児たちから非常に喜んで頂けた。(全クラブ)」との感想を頂きました。

本企画を通じて、少しでも子どもたちが運動を好きになり、運動習慣や生活習慣の改善につながっていくことを願っています。

※B.Hope ACP特設サイトはこちら