B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWA B.Hope Action DRIVE TO DREAM「届け、バスケ!supported by 日本郵便」
子どもたちにスポーツやバスケットの楽しさを感じてもらいたい
「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWA」の開催にあたり、B.LEAGUE Hope では「B.Hope Action DRIVE TO DREAM」と題して、バスケットボールを通じて地域の社会課題解決の一助となること、また子どもたちが夢持って学習やスポーツ取り組むきっかけとなることを目指した取り組みを実施しました。
沖縄県では子どもたちの教育などの格差が地域課題の一つとされています。また、新型コロナウイルスの影響により、子どもたちの運動不足が全国的に社会課題になっており、近年、学校外の学習活動や室内遊び時間の増加による子どもの怪我の増加も問題になっています。
このような状況の中、日本財団様が開設・運営をサポートし、ひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食等困難な状況に直面している子どもたちのために生活習慣の改善や発達段階に応じた学習支援を行う「子ども第三の居場所」が沖縄県内に7ヵ所(内1拠点は開設準備中)展開されています。そこで、日本郵便株式会社様のご協力のもと、ミニゴールとミニボールを、「子ども第三の居場所」を利用する子どもたちに贈呈することで、スポーツの楽しさを体験してもらいながら、頑張ることやチームワーク等、子どもたちの健やかな成長を支援させていただきました。
当初、オールスター前日に、B.BLACK 篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース所属)とB.WHITE ジャック・クーリー選手(琉球ゴールデンキングス所属)が一部施設を訪問し、贈呈式やレクリエーション等を行うことを予定していましたが、オールスター中止に伴い、下記に内容を変更して実施致しました。
・沖縄県内7ヵ所の「子ども第三の居場所」へのゴール、ボール、フラッグ、Tシャツの贈呈
・選手・チェアマンのメッセージ映像の提供
・ミニバスケットボール・ゴールの贈呈式
日本郵便株式会社様との「届け、バスケ!」の取り組みは、沖縄県への贈呈を皮切りに、今後は全国展開を目指していきます。全国の多くの子どもたちにゴールとボールを届けることで、スポーツやバスケットに興味を持つきっかけを作っていきます。
本取り組みを通じて、少しでも多くの子どもたちがバスケットに興味を持ち、一過性ではなく、その後も子どもたちが夢をもって活動できるきっかけとなることを願っています。
※「子ども第三の居場所」について
「ご飯はおいしくないからいつもお菓子を食べる」、「夜遅くまでゲームをして疲れたら寝る」、「先生に何を聞いたらいいか分からない」、「家にいるとママに怒られる」、「夢とかそんな先のこと考えたことない」。食生活や生活リズムの乱れ、学習の遅れやネグレクト等、日本の子どもたちは今、様々な困難に直面しています。子どもたちの孤立しやすい放課後の時間に、家庭や学校以外の場で、子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む場が「子ども第三の居場所」です。
「子ども第三の居場所」の中にはリビングや学習スペースのほかキッチン、風呂場などを備えた施設も多く、信頼できる大人(スタッフ)が常駐。子どもたちは放課後、学習支援や読書、大人数での遊びやゲーム、食事、入浴などを通して生活・学習習慣を身につけるとともに自己肯定感や好奇心を育むことができます。2022年2月時点で全国に77拠点が開設されています。
※B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWA B.Hope Action DRIVE TO DREAM全体の取り組み概要はこちら
【対応するSDGs】
【ぽすくまが島田チェアマンを訪問!ゴール・ボール贈呈の報告へ】
日本郵便のキャラクターぽすくまがB.LEAGUEオフィスを訪問!島田チェアマンにゴールとボールを全国の子どもたちに届けることを報告してくれました。
▼ぽすくま ✕ B.LEAGUE島田チェアマン特別メッセージ
【沖縄県での贈呈式 概要】
沖縄県内7ヵ所の「子ども第三の居場所」のうち、1箇所にて下記贈呈式を実施しました。
●日程
2022年3月11日(金)16:45~17:30
●参加者
・日本郵便沖縄支社支社長 久田 雅嗣様
・日本郵便のキャラクター ぽすくま
・「子ども第三の居場所」のスタッフ、子どもたち
・施設代表理事 金城隆一様
・琉球ゴールデンキングスマスコット ゴーディー
・(映像出演)B.LEAGUE チェアマン島田慎二、琉球ゴールデンキングス 小野寺祥太選手、牧隼利選手
子どもたちに特別な体験を
ぽすくまやゴーディーに子どもは大喜び。興奮した様子で第1部贈呈式がスタート。
日本郵便沖縄支社 久田 雅嗣様から「日本郵便はみなさんを応援しています。新型コロナウイルス感染症症で子どもたちの運動不足が問題になっています。プレゼントするゴールとボールでたくさん遊んでください!」とお言葉を頂きました。
その後、島田チェアマンからは「ぜひ将来の(バスケットボール)日本代表を目指してください!」、琉球ゴールデンキングス小野寺祥太選手、牧隼利選手からは「これをきっかけにバスケの楽しさを感じてもらえると嬉しいです!」と動画メッセージが寄せられました。
日本郵便沖縄支社久田様から施設マネージャー平林様へゴールとボールの贈呈
※撮影時のみ、一時マスクを外しています。
琉球ゴールデンキングス小野寺祥太選手、牧隼利選手から子どもたちへ動画メッセージ
みんなで記念撮影 ※撮影時のみ、一時マスクを外しています。
第2部は贈呈されたゴールとボールでレクリエーションを実施しました。
まずは、シュート体験の前に、怪我の予防の為、琉球ゴールデンキングス小野寺祥太選手、牧隼利選手のストレッチレクチャーの映像を見ながら、みんなで楽しくストレッチをしました。
真剣に動画を見ながらストレッチをする子どもたち
ストレッチが終わったら、いよいよシュート体験!
子どもたちは二手に分かれて、贈呈された2基の高さの違うゴールでシュート体験を実施しました。
背が低いゴールが入ったら、今度は背の高いゴールへ挑戦、シュートが入ったら次は少し遠くから打ってみたりと、自分たちで工夫しながら楽しんでいました。
二手に分かれてシュート体験
真剣にシュートを打つ子どもたち。ぽすくまも応援!
シュートが入ってゴーディーとハイタッチ!
シュート体験が終わった後は閉会式を実施。
子どもたちからは「最初は入らなかったけど、だんだん入るようになって嬉しかった」、「遠くから入るようになって嬉しかった」、「部屋の中でバスケットが出来て楽しかった」、「この後もまだシュートを打ちたい!」と感想を言ってくれました。
また、沖縄県内の「子ども第三の居場所」他施設様からも贈呈後、下記コメントとお写真を頂きました。
「子どもたちは毎日のようにバスケットボールをして遊んでおり、今まであまりバスケに関心を持っていなかった子も含めて、バスケの楽しさを最大限に感じている姿が見られます。また、頂いたTシャツを着て学校や本拠点へ来ることも多く、とても気に入っているんだなと感じています。
新型コロナの影響でオールスター開催できず観戦が叶わなくても、様々な形でご支援をいただき、心から感謝致します。この経験は子どもたちにとってかけがえのない財産になっているかと思います。」
全国の子どもたちに体験を届けよう
沖縄での贈呈式後、平林マネージャーは「体験や経験の機会損失は子ども達の可能性を奪うと思っています」「そんな中で、今回の贈呈式を経て、子どもたちが自分たちでルールを決めながら遊んでいる様子を見ていて本当に開催できて良かったです」とおっしゃっています。 新型コロナウイルス感染症で様々な活動が制限されている昨今。子どもたちの体験や経験の場がどんどん少なくなっています。
引き続き、B.Hopeでは日本郵便様のご協力を頂きながら、本企画を全国へ展開、推進していきます。
全国の子どもたちが本企画を通じてバスケットの体験をすることで、スポーツやバスケットの楽しさを感じ、健やかな成長につながっていくことを願っています。