2022/02/28B.HOPE ACTION#040

B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWA B.Hope Action「DRIVE TO DREAM」「プロチャレ!(プログラミングチャレンジ)supported by 富士通」

子どもたちの未来への可能性を広げる第一歩として

 

「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN OKINAWA」の開催にあたり、B.LEAGUE Hope では「DRIVE TO DREAM」と題して、沖縄県が抱える地域課題に対しバスケットボールを通じて解決の一助となるよう、また子どもたちが夢持って学習やスポーツ取り組むきっかけとなることを目指した取り組みを実施しました。

そのうち、富士通株式会社様のご協力のもとで開催した「プロチャレ!(プログラミングチャレンジ)supported by 富士通」(以下、プロチャレ!)では、沖縄県民が抱いている「難しい・仕事がきつい」といったITへのイメージを改善して興味関心を持っていただき、日本産業の技術革新に必要なIT人材の創出につながる一歩とすることを目的としました。
また、文部科学省が掲げる「GIGAスクール構想」の実現に寄与できるよう、子どもたちの創造性を育めるような取り組み内容を目指しました。
※沖縄県は2019年より「未来のIT人材創造事業」を実施。沖縄県が将来の産業界をITで支える未来のIT人材を育成する取組みに対して支援し、未来のIT人材に必要なスキルを獲得できる環境を整備することを目的とした事業。
※「GIGAスクール構想」とは、2021年に文部科学省より提言された、子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現を目指した構想。

これらを背景として本取り組みでは、全国の小学校におけるプログラミング教育の現場で幅広く使われているビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を採用。沖縄県内の子どもたちはもちろん、全国の子どもたちが楽しくプログラミングに触れていただけるよう「バスケとダンス」をテーマとして、プログラミング教室とプログラミングコンテストを開催しました。

【対応するSDGs】

 

【プログラミング教室 概要】

●日程
(1)2021年12月4日(土) 午前の部 10:00~11:30
(2)2021年12月4日(土) 午後の部 13:30~15:00
(3)2021年12月5日(日) 午前の部 10:00~11:30
(4)2021年12月5日(日) 午後の部 13:30~15:00

●会場
富士通オープンカレッジ那覇校

●対象
会場に来られる小学校3年生~6年生(平成21年4月2日~平成25年4月1日生まれの人)

●定員
各会20名

●費用
無料

【プログラミングコンテスト 概要】

●応募期間
2021年11月15日~12月13日

●授賞式
2022年1月15日

●応募資格
全国の小学校3年生~6年生(平成21年4月2日~平成25年4月1日生まれの方)

●作品テーマ
ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」で制作され、下記のテーマに関係する作品であること
・ダンクコンテスト
・ダンス/チアリーディングコンテスト
・フリースタイルチャレンジ

●費用
無料

●主催
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ

●協賛
富士通株式会社、富士通ラーニングメディア

●後援
沖縄県、沖縄市

子どもたちの意欲的な姿、活気に溢れた沖縄県でのプログラミング教室。

プログラミングコンテストに先立ち、沖縄県の那覇市では2021年12月4日・5日にプログラミング教室(全4回)を開催。離島も含め、沖縄県内の小学校3年生~6年生73名が参加しました。

講師は、富士通グループ様が展開している子ども向けプログラミングスクール「F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)」でも講師を務めている富士通ラーニングメディアの方々にご担当いただき、参加した子どたちはスクラッチの使い方を学びながら、バスケにちなんだミニゲームを作成しました。

 

 

参加した子どもたちからは「分からないところが聞けて良かった」「ここまでのレベル(の内容)は初めてだった」「コンテストも応募しようと思う」などの感想をいただき、意欲的に取り組む真剣な姿が印象的でした。

また、講師の方々からは「バスケがテーマであることから、一つ一つのプログラム動作にドリブルやダンクが盛り込まれているので、非常に盛り上がる内容で活気がありました。」「初めてプログラミングをする子どもたちもとても積極的で、アレンジ方法が分かれば自分たちでどんどん作り込んでいく様子も印象的でした。」と振り返りました。

個性豊かなプログラミング作品が全国から集結

プログラミングコンテストでは、約1ヶ月間の募集期間を経て、全国の小学校3年生~6年生から80以上ものプログラミング作品をご応募いただきました。
バスケを題材にしたミニゲームや、Bリーグのクラブチーム愛・選手愛が存分に注入された作品など、一次審査の段階から難航するほどのバライティに富んだ難易度の高い力作が集まりました。

一次審査と最終審査を勝ち上がり、キングス賞・B.LEAGUE賞・富士通賞に入賞された3名のクリエーター方は、1月15日(土)にオンラインにて実施された「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2022 IN STUDIO」の配信番組内で表彰式に出席。

「受賞できて本当に嬉しい」
「今回のプログラミングをとても楽しくできた」
「これからもプログラミングで楽しい作品を作っていきます」

と、それぞれ感想を述べました。

また、今回のコンテストに参加された子どもたちの親御さんからも「子どもが締め切りギリギリまで頑張っていた」「貴重な経験ができて有難い」など、子どもたちが一つのことに一生懸命取り組む機会となったようです。

キングス賞
「SHOOTING THE MOON」

B.LEAGUE賞
「Defense Game With JUMBO」

富士通賞
「1ON1オフェンス」

※入賞3作品の作品動画や作品説明、選出理由などはプロチャレ!特設サイトにてご覧いただけます。

子どもたちの夢が広がることを願って

沖縄県那覇市でのプログラミング教室、そして全国の子どもたちが挑戦したプログラミングコンテスト。
本取り組みに対し沖縄県庁文化観光スポーツ部様からは「バスケットボールという競技を通じ、沢山の人たちが笑顔と感動で繋がり合うことが出来る素晴らしい企画。この企画をぜひ参考にさせていただきたい。」と振り返っていただきました。

本取り組みを通じて、参加された子どもたちの夢が少しでも広がり、これからも楽しくプログラミングに挑戦する子どもたちが増えることを願っています。