群馬クレインサンダーズ
活動内容
2024.12.11
人センサリールームの設置
群馬クレインサンダーズでは、今回初めてセンサリールームの設置を行いました。
大きな音や強い光が苦手な感覚過敏の症状がある方はもちろん、肢体不自由や人混みが苦手という理由で一般席での観戦が難しい方でも、ご家族やご友人と一緒に安心して試合観戦ができる環境を提供します。
また今回の取り組みを皮切りに、誰もが安心して試合観戦ができる環境づくりを行ってまいります。
活動記録
2024.12.11
人センサリールームの設置
2024.12.11
人センサリールームの設置
活動場所:オープンハウスアリーナ太田
対象者:感覚過敏や肢体不自由といった理由で一般席での観戦が難しい方
参加人数:6名(感覚過敏のお子さま3名、保護者3名)
群馬クレインサンダーズでは、誰もが安心して試合観戦ができる環境づくりを目指し、大きな音や強い光が苦手な感覚過敏の症状がある方はもちろん、肢体不自由や人混みが苦手という理由で一般席での観戦が難しい方でも、ご家族やご友人と一緒に安心して試合観戦ができる「センサリールーム」をクラブとして初めて設置し、子供たちを試合へ招待しました。
センサリールームには、試合時のブザー音や演出時の音響、光の刺激を少しでも和らげるためにイヤーマフやサングラスを貸出し、リラックス効果のあるクッションや簡易テント、感覚刺激グッズ(視覚や感覚を刺激し、集中したり落ち着いたりするグッズ)を用意しました。
サンダーズの会場では完全個室で試合観戦ができる部屋がないため、専門家からの助言を参考にしながら、近くの授乳室を「落ち着くお部屋」として用意しました。「落ち着くお部屋」では、照明を消して落ち着く色のライトや感覚刺激グッズを置いて、試合につかれた時やパニックになった時にいつでも使えるよう準備をしました。
また、選手との交流は出来ませんでしたが、細川一輝選手から子どもたちに向けて「ユニフォームを着て試合を楽しんでください。僕が試合に出たときには3ポイントシュートとフィジカルを活かしたディフェンスに注目してください!」とコメント動画をいただきました。
子どもたちは、イヤーマフを付けて、それぞれが落ち着く場所でバスケの試合を楽しんでいました。ご参加いただいた親御さんからは「センサリールームとは別に『落ち着く部屋』があるのは安心できる」や、子供たちからは試合終了後に「また来たい!」と言っていただき喜んで帰っていただきました。
今回の活動から、クラブとしても試合観戦を通してできることが増えていくのは嬉しいことであると感じており、今後も群馬クレインサンダーズは、感覚過敏の方だけでなく、様々な理由で一般席での観戦が難しい方などを含め、誰もが安心して試合観戦ができる環境を作っていき、バスケットボールを通した共生社会の実現に向けた取り組みに力を入れていきます。
敏感な子の特性と重さはそれぞれ違うので、どんな子でも観戦可能かといえば、それはとても難しいと思います。ですが、今回参加した子どもたちは、臨場感があるセンサリールームが楽しかったと思います。
娘は、バスケ観戦がかなり楽しくて嬉しかったようで、サンダくんのぬいぐるみと寝ています!
そしてテレビでバスケが流れると、「あ、バスケ!」とバスケをマスターしたかのような得意げな顔をします。
敏感なのは大人の方でもたくさんいるので、バスケを観戦してみたいけど音と光が、、、という方もわたしの耳にはたくさん入ってきています。
今回、センサリールームでバスケ観戦をさせていただき、センサリールームだけでなく様々な活動を通して、自分たちの町にこんな素晴らしい場所があることを、太田市民みんなが他の市に自慢できるといいなと感じました。