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B.LEAGUE
CHAMPIONSHIP
2018-19

CLUB PROFILES

出場クラブ紹介

B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19に出場する8クラブの戦力をB.LEAGUEアナリストの佐々木クリス氏が徹底分析!

佐々木クリス

佐々木クリス

青山学院大学卒。大学時代にインカレ優勝を経験、元プロバスケットボールプレイヤー。現役引退後の2013-14シーズンよりNBAアナリストとして解説を始める。B.LEAGUE開幕年の2016-17シーズンはB.LEAGUE チャンピオンシップナビゲーター、2017-18シーズンからはB.LEAGUE公認・B.LEAGUEアナリストに就任。

※文中のデータは34節終了時点のものです。

エンブレム

CHIBA JETS

千葉ジェッツ(東地区1位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

リーグNO.1の総合力。 激戦区東地区を戦いながらリーグ最高勝率、さらに100回の攻撃権換算の得点効率、失点率は共にリーグNO.1。攻めてよし、守ってよし正に万能チーム。相手のシュート成功率をリーグで3番目に低い42.8%に抑えながらスティールでもリーグ2位8.1本を1試合あたりで記録、リーグ最高14.7ものターンオーバーを相手から誘発する。その守備から繰り出す速攻は1試合あたりリーグ最高の12.5点、ハーフコートでの展開にも穴が無くリーグで3番目に多く放つ3Pシュートもリーグ最高の38.8%で沈めてみせる。今シーズンの優勝候補筆頭に挙げられる。

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TOYAMA GROUSES

富山グラウジーズ(ワイルドカード下位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

並み居る大男たちをボーリングのピンのように弾き飛ばす#34スミス。今シーズン、ペイントエリア内とフリースローであげた得点は総得点の98.7%にまでおよび、それ以外の得点は14点しかない。また今季オフェンスリバウンド(ORB)直後にあげた306得点(1試合平均5.6点)は唯一の300点越えで他の追随を許さない。さらに1試合あたり9.6点、リーグ5位の速攻からの得点の原動力である#0ライオンズ、#11宇都を擁し攻撃のダイナミックさは折り紙付き。しかし就任1年目のベックHCの信条である守備面ではリーグ16位に甘んじてしまい課題が残る。まずは攻守の切り替えを大切に戦いたい。

INTERVIEW #1

千葉 VS 富山

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TOCHIGI
BREX

栃木ブレックス(東地区2位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

今シーズン、千葉に次ぐ総合力を有しているのはこのチームだ。100回の攻撃権換算の得点力と守備力はどちらもリーグ4位以内(2位、4位)と強大。自らの攻撃でのターンオーバー(TOV)はリーグ最少9.3本に留めながら相手からは12.4本を誘う。また攻撃権を稼ぐことに繋がるオフェンスリバウンド(ORB)の取得数は13.1本とリーグ最多。相手にはリーグ最少の9.2本しか許さず、リバウンドに彼らの強さが体現されている。TOVとORBの差し引きで1試合あたり相手より上回る攻撃権の数は7回で総合力NO.1の千葉をも超える。昨季14位だったFG%は9位まで上昇。特にリーグ13位だった3P成功率が5位まで上昇しており攻撃面における今季の大きなハイライトの一つだ。
 

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KAWASAKI BRAVETHUNDERS

川崎ブレイブサンダース(中地区2位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

通常のFG%に3Pシュートの価値を加味したeFG%ではリーグ2位53.8%、1試合あたりのペイント内得点41.1点もリーグTOPと変わらず攻撃の質の高さを見せている川崎だがチームのオフェンスリバウンド獲得や大黒柱#22ファジーカスのFG%と獲得するフリースロー数の低下によって絶対的な凄みは陰りを見せた。今シーズンはその分、前年まで過小評価されがちだった守備がリーグ6位と数字にも反映されておりシーズンを戦い抜く基盤となっていた。ルール変更に伴い使用できるビッグラインナップは特に守備への切り替えに粗さが弱点で、全体で見ても一長一短。今シーズン必ずしも成果を発揮出来たとは言えない。チャンピオンシップでは唯一このカードを一定の頻度で切るかも知れないチームとしてその真価が試される。

INTERVIEW #2

栃木 VS 川崎

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RYUKYU
GOLDEN KINGS

琉球ゴールデンキングス(西地区1位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

「ディフェンス・ファースト」のアイデンティティを築いて2年目、今シーズンも守備力は3本の指に入る。リーグ最低の被FG41.5%に相手のシュート精度を下げているばかりか、ディフェンスリバウンドの獲得率も栃木以上。インサイド陣のみならず4人もの日本人選手が平均2.4リバウンドを超えており、岸本、橋本も2本に肉薄している。主力の怪我に苦しんだシーズンでありながら西地区優勝の基盤となった。攻撃の中心はアシストランキング2位の並里。172cmでありながらペイント内の得点が自身の得点の42.2%をしめるアタッカーが起点。チームとしてリーグで4番目に多い3P成功数はリーグ17位のペイント得点の穴埋めの為にも重要で勝利:敗戦ゲームでは9%ほどと大きな成功率の開きがある。

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NAGOYA DIAMOND DOLPHINS

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区2位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

今シーズン40分換算で最も攻撃権の多かった名古屋Dは試合展開の速さが魅力。1試合あたり速攻からあげる得点はリーグで3位。チームで最多の速攻ポイントをあげる#9安藤は速攻得点の半分以上が3Pシュート、成功率40%超えで成功数もリーグTOP 153本。それでいてペイント内で200得点以上をあげた日本人(帰化を除く)12人のうちのひとりで今シーズン最もリーグで成長したダイナミック・プレーヤーだ。昨シーズンに続き攻撃的な性格が強いチームだが、#24バーレルの戦線復帰、外国籍選手の入れ替えは守備の強化にも繋がっている。もともと1-4番ポジションの日本人選手たちはサイズと機動力を兼ね備えておりタレントレベルではTOP3といっても過言ではない。守備の激しさを打ち出せるか?

INTERVIEW #3

琉球 VS 名古屋

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NIIGATA
ALBIREX BB

新潟アルビレックスBB(中地区1位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

2シーズン連続得点王へとひた走る#54ガードナーはリーグで唯一ペイント内総得点が1000点を超えており、彼の周りに4人のシューターを置く攻撃はリーグTOP5。ペイント以外の2Pエリアからの得点はリーグで最も少ない4.3%とリング周りと3Pシュート(試投数2位)を効果的に使う攻撃の考え方は明確だ。特筆すべきは今季リーグ5位まで向上させている失点率。昨季から大幅に過度なヘルプを排除し、エースであるガードナーも1対1の守備にプライドを抱いている。またベテラン#3柏木の移籍による加入でチームの大きな底上げとなった。攻撃は折り紙つき、チャンピオンシップではその守備の真偽が問われる。
 

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ALVARK TOKYO

アルバルク東京(ワイルドカード上位)

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戦力分析 by 佐々木クリス

#15竹内の先発起用を貫きながらも100回の攻撃権換算でリーグ2位の守備力を維持したディフェンディング・チャンピオンの激しさと堅実さを兼ね備えた守備は健在だ。核となる守備の指標(被FG%、被ORB%、被FTR、TOV誘発率、被AST%)全てでTOP6圏内唯一のチームであることにも見て取れる。ミスが少なく堅実な攻撃は今シーズンもピックアンドロール(P&R)に始まりP&Rで終わる。その頻度は他の追随を許さない。しかし、そこからリーグで最も多くノーマークの外郭ショットの機会を生み出しながら、決定率はチャンピオンシップ進出チーム中最も低い。勝負所での外郭の精度が明暗を分けるかも知れない。

INTERVIEW #4

新潟 VS A東京

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