A
HOME
三河
GAME1 77-63
GAME2 80-75
栃木
B
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A東京
GAME1 82-75
GAME2 78-69
京都
C
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琉球
GAME1 69-71
GAME2 66-62
GAME3 17-12
名古屋D
D
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千葉
GAME1 87-65
GAME2 61-71
GAME3 22-15
川崎
E
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三河
GAME1 65-69
GAME2 71-73
A東京
F
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千葉
GAME1 74-61
GAME2 72-64
琉球
G
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A東京
85 - 60
千葉

ゲームレポート

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攻防で千葉ジェッツを圧倒したアルバルク東京が初のB.LEAGUE制覇を果たす

5月26日（土）、B.LEAGUE FINAL 2017-18（以下、ファイナル）が横浜アリーナで行われ、千葉ジェッツとアルバルク東京が対戦。試合開始直後は拮抗した試合展開となったが、第2クォーター以降、激しいディフェンスを軸に千葉が得意とする速攻を封じたA東京がペースをつかみ、85-60のスコアで勝利、Bリーグ2代目のチャンピオンに輝いた。
B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18 MVPには、この試合で15得点5アシストをあげたA東京 #24 田中が受賞した。

「どのチームよりも練習してきた自信がある」。A東京の選手たちが常々口にしていた言葉だ。その激しいトレーニングから培われた堅いディフェンスをもって、セミファイナルではリーグ勝率1位のシーホース三河を、そしてファイナルでは東地区1位の千葉を破ってリーグ制覇を果たした。
A東京 パブチェビッチヘッドコーチは「選手たちを誇りに思う。今シーズン、選手たちは献身的に取り組み、自分たちを信じて試合を戦ってくれた。優勝にふさわしい選手たちだったと思う」と、試合後のインタビューで選手たちを称えた。MVPの#24 田中は「1年間、ヘッドコーチの下で厳しい練習をみんなで耐えてやってきて、本当にうれしいと思います」と笑顔を見せた。

試合を振り返ると、ティップオフ直後はお互いに出た方をうかがう中、A東京は#53 カークのインサイドを中心に得点を重ねていく。対する千葉は#3 パーカーの速攻で先取点をあげたものの、なかなか得意の速攻を繰り出すことができなかった。
それでも#21 エドワーズと#8 ライオンズの3ポイントシュートで対抗、18-19の1点ビハインドで第2クォーターに入っていった。

第2クォーターは千葉 #34 小野のポストプレーと#21 エドワーズのフリースローを2本で、逆転に成功する。しかし、その後、A東京 #10 バランスキーがスチールから速攻を決められると、A東京がリズムを取り戻していく。
千葉の得点ペースが上がらない中、終盤にはA東京 #24 田中のピック＆ロールを起点に、その田中のドライブ、#53 カークのセカンドショットなどで10-0のビッグランを見せる。さらに終了間際には#31 ウィリアムズがハーフラインを超えた位置から超ロングの3ポイントシュートを決め、A東京が43-33と10点リードで前半を折り返した。

何とか逆転の糸口を探りたい千葉に対して、第3クォーターはA東京の#24 田中、#53 カークの連続得点でスタート。それに対して、千葉は#2 富樫がボールをカットした直後、前を走る#34 小野にパス。それを小野が早いタイミングで3ポイントを決める。千葉は、このシュートをきっかけにギアを1段上げたかったことだろう。
しかし、直後、A東京 パブチェビッチヘッドコーチはタイムアウトを請求。チームを落ち着かせるとともに、ディフェンスへの意識を確認させ、ペースを千葉に渡さない。千葉はタイムアウト直後にゾーンディフェンスを敷いて揺さぶりをかけるが、#10 バランスキーがコーナーから3ポイントシュートを決め、主導権を渡さなかった。

第4クォーター、A東京は#6 馬場が7連続得点をあげて攻撃の手を緩めない。千葉はターンオーバーやシュートミスを犯し、追撃態勢を最後まで作れなかった。A東京は#24 田中、#53 カークが確実に加点して、最終的には25点のリードを奪って試合終了。
A東京がBリーグ2代目のチャンピオンの座を獲得した。

速攻を得意とし、天皇杯も制した千葉だったが、この試合では速攻でのポイントが4点に抑えられたことがやはり大きかったと言えるだろう。
反対にA東京は速攻で13得点をあげているが、それを生み出したのは持ち前の堅いディフェンスだった。千葉は第3クォーター以降、一度もリードを奪うことなく追う展開となったが、その中でも自分たちのリズムでプレーできる時間も限られていた。

A東京は#53 カークが両チーム最多の23得点をあげるが、2点のフィールドゴールが13本打って、外したのは2本のみ。84.6%の高い確率でシュートを決め、勝利に大きく貢献した。その他では#6 馬場が3ポイント1本を含む14得点をたたき出し、チームに活力を与えた。
千葉では#21 エドワーズの16得点がチーム最多得点。#3 パーカーと#8 ライオンズが12得点と続くが、#2 富樫が7得点で終わったのは誤算と言えるだろう。A東京の固いディフェンスは#2 富樫に襲い掛かり、3ポイントシュートは1本も決めさせなかった。

記者会見に臨んだ千葉の大野ヘッドコーチは「ターンオーバーが多く、自分たちリズムが作れなかった。ディフェンスから速攻に持ち込むうちのスタイルを出せなかったのが敗因」と試合を振り返った。#34 小野は「（A東京の）オフェンスに対応できず、ディフェンスで我慢できなかったので、そこでやられてしまいました」と敗因を語った。

優勝したA東京のパブチェビッチヘッドコーチは「本当に一人ひとりがメンタル的にも肉体的にもしっかりとしたプレーを見せてくれた。試合後のロッカールームでは、選手や関係者に『おめでとう』と伝え、そしてこのチームをコーチできたことに感謝すると話をしてきた」とコメント。
#24 田中は「スタッフのおかげで、千葉のディフェンスはほぼ完ぺきにスカウティングができていました。チームとして共通認識を持って試合に臨めたことが大きかったと思います」と勝因を語った。

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