ゲームレポート

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栃木が川崎との激闘制しB.LEAGUE初代王者に!!

5月27日(土)、B.LEAGUE FINAL 2016-17(以下、ファイナル)が東京・国立代々木競技場第一体育館で行われ、川崎ブレイブサンダースと栃木ブレックスが対決。頂上決戦に相応しい同点となること9回、リードが変わること実に14回という激闘を栃木が79-85で制し、B.LEAGUE初代王者に輝いた。チャンピオンシップ最優秀選手賞(MVP)には、この日3ポイントシュート3本成功を含む21得点を挙げた#25古川が受賞している。

様々な勝因があるだろうが、その中でも栃木のコーチ、選手が揃って言及したのは“チーム全員でまとまり一体となって戦い抜いた”ことだ。この結束力について、#0田臥は次のように語る。「本当に全員で積み上げてきました。わがままを言う選手は1人もいない。チーム全員での戦いが、シーズンが進むに連れて強くなり、ファイナルの舞台でさらに形となって優勝できました。本当にこのメンバーで優勝できて嬉しいです」。

そして、MVPの古川も「結果的に僕がいただいたことになりましたが、本当にみんなの支えがあり、シーズンを通してチームで築き上げたものがあってこそ。僕が受賞したというより、全員で勝ち取ったものです」と続けている。

また、栃木にとって何よりも大きな後押しとなったのが、リーグ屈指の動員力を誇るファンの声援だ。会場の7割近くが栃木のチームカラーである黄色いTシャツを着た人々で埋まりホームゲームのような雰囲気で戦えた。ウィスマンヘッドコーチは「ファンは、最初から最後まで常に一緒になって戦いつづけてくれました。ブレックスは、ファンの皆様のためのチームです」とコメント。また、#10竹内が「最高のチームメート、最高のファンの方々に支えられて優勝することができて最高の気分です」と述べるなど、ファンのサポートがあってこその王座というのも全員が共通して強調していたものだ。

B.LEAGUEが誕生し、各クラブは競技力だけでなく、行政と協力して地域に根ざし、地元の人々に愛されるチームとなることをより求められるようになった。そして、この2つをリーグトップレベルで両立している栃木が、日本バスケ界の歴史に名を刻んだ記念すべき一戦となった。

以下より、各クォーターを追って試合を振り返る。

第1クォーター序盤、川崎は#12スパングラーのゴール下、#14辻の3ポイントシュートなどで9−5と先行する。栃木は#10竹内、#0田臥のファーストブレイクなどで11-13と逆転するが、川崎は#7篠山、スパングラーらの得点で応戦。終盤、栃木の#11須田が3ポイントシュートを沈め21−21の同点で第1クォーターを終了する。

第2クォーターに入っても互角の展開で推移するが、栃木は中盤に入り#25古川の3ポイントシュート、#4ギブスのインサイドへのアタックなどによって、27−32と先行してオフィシャルタイムアウトを迎える。その後、川崎は残り2分45秒、エースの#22 ファジーカスがようやくこの試合初めてのフィールドゴールを決めると、さらに残り2分にも決めて追い上げる。だが、栃木はギブスのスティールから古川のレイアップシュート、さらに古川が再び3ポイントシュートを沈めるなど、前半だけで13得点を挙げた彼の活躍もあって37-43と栃木リードで試合を折り返す。

第3クォーター、川崎は最初の攻撃で篠山が3ポイントシュートを沈める。栃木も田臥が外角シュートを連続で決めて応戦するが、川崎は#25ジュフの活躍で追い上げていく。そして、残り約5分半にの篠山のシュートで52-51と逆転に成功すると、ファジーカスが着実にフリースローを決めてリードを広げる。栃木もギブスのフリースロー、#13渡邉の3ポイントシュートなどで追い上げるが、川崎はスパングラーが速攻からバスケットカウント。63-59と川崎リードで第4クォーターに突入する。

第4クォーター、栃木はギブスが第3クォーターに続いて好調をキープ。彼の連続得点に加え、#32ロシターがオフェンスリバウンドからシュートを決め67-68と逆転。すぐに川崎もファジーカスのバスケットカウントなどで再逆転をするが、栃木はギブスがゴール下でシュートを外すもオフェンスリバウンドを自ら取って得点し74-74で、残り4分47秒のオフィシャルタイムアウトとなる。

試合終盤に入っても一進一退の攻防は続くが、栃木はギブスがファジーカスからスティールを奪いファウルをもらってのフリースロー。そして最大の武器であるインサイドでのパワープレーから得点を重ね、残り2分19秒で栃木が3点を勝ち越す。その後、川崎はスパングラーのフリースローで1点差に迫るが、栃木は古川の得点でリードを守る。そして川崎が痛恨のパスミスによるターンオーバーを喫した直後、ギブスが得点して5点差とすると、そのまま逃げ切り栄えあるB.LEGAUE 初代王者となった。

栃木はMVPの古川に加え、ギブスが25得点、9リバウンドをマーク。また、田臥もシュート5本中4本成功と効果的に沈めての9得点に5アシストと活躍。そして、リーグ最強と言える持ち味のリバウンドで44−32と川崎を大きく上回ると、アシスト数でも18−10とうまくパスを回しチーム全体で戦ったことが光った。

惜敗の川崎はファジーカスがフィールドゴール6本全て失敗の2得点と出遅れた第1クォーターから持ち直して23得点、11リバウンドをマーク。篠山がシュート8本中6本成功の13得点を挙げたが、辻が得意の3ポイントシュートを7本中1本成功のみの9得点と不発に終わった。また、第4クォーターだけで栃木に7本のオフェンスリバウンドを許したように、ここ一番で守備が踏ん張れなかったのが痛かった。

※レポート内のデータは速報値であり、修正する場合がございます。

ハイライト

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B.LEAGUE FINAL 2016-17
白熱の対戦を動画でチェック

試合情報

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  • B.LEAGUE FINAL 2016-17

    HOME側川崎ブレイブサンダース
    vs
    AWAY側 栃木ブレックスAWAY側
    2017/05/27(土)15:10 TIPOFF

    リーグ最多勝利数を誇る川崎か、悲願の優勝に執念を燃やす栃木か。
    B.LEAGUE初代王者の称号を得るのは果たして・・・!

    対戦成績:HOME側・川崎の1勝1敗

    B.LEAGUE FINAL2016-17のみどころを徹底分析しました。

    ■川崎ブレイブサンダース vs 栃木ブレックス
    (中地区1位/3地区間1位)
    (東地区1位/3地区間2位)

    日時:5月27日(土)

    場所:国立代々木競技場第一体育館

    見所:リーグトップのオフェンスを誇る川崎(PPP=0.961)とリーグトップのディフェンスの栃木(PPP=0.852)の対決。
    両チームともセミファイナルGAME3を総力を投入して勝利をもぎ取ってきたチームであり、結束力もリーグ最高クラスの2チームであることは疑いようがない!

    ■チームオフェンスの川崎 vs チームディフェンスの栃木

    川崎は得点王#22ファジーカスを筆頭に、#7篠山、#12スパングラー、#14辻、#33長谷川と、オフェンスに貢献できる選手が揃う。
    またシュート成功数に占めるアシストの割合(AST%)は56.3%とリーグ最高で、#22ファジーカスを起点としながらもパスをまわすチームオフェンスが機能している。
    一方栃木のディフェンスの特徴は、アグレッシブにプレッシャーをかけてターンオーバーを奪い、チームプレーを分断すること。相手オフェンスのターンオーバーの割合はリーグで3番目に多く、AST%も3番目に少ない。また相手に与えるリバウンドの割合も25.1%とリーグ最少だ。

    栃木はCSで千葉のピックアンドロールと3pt、三河の#6比江島、#14金丸の得点源とインサイドを抑えるという難しいディフェンスでのミッションをクリアしてのファイナル進出であり、チームディフェンスは最高の完成度になっている。
    王道ともいえるオフェンスを展開する川崎に対して、栃木のディフェンスがどれだけ機能するかがカギ!

    ■キーマッチアップ
    ①インサイド対決!

    川崎 #22ファジーカス・#12スパングラー vs 栃木 #32ロシター、#10竹内、#4ギブス
    栃木にとってはインサイドで得点王の川崎#22ファジーカスを抑えるだけでは十分ではない。
    #22ファジーカスにディフェンスが寄ると、eFG%が67%と非常に高い数値を誇る#12スパングラーがインサイドへ飛び込み得点するため、栃木のインサイドを固める3人はローテーションしながらうまく守る必要がある。
    機動力で上回る栃木のインサイド陣が積極的に仕掛けることで川崎インサイド陣のファウルがかさむようならば、栃木が優位に立つことが予想される!

    ②エースシューターを止めろ!

    川崎のエースシューター#14辻を、#9遠藤・#25古川・#11須田の3人で止められるか!?
    川崎の#14辻は、今シーズンケガで戦列を離れていた時期があったとはいえ、20分以上出場している試合ではほぼ2ケタ得点を記録しており、アシストも巧み。ピックアンドロールアンドパスという指標(自身のピックアンドロールを起点に自身がシュート、もしくはパスをした場合の効率)はPPP=1.027と三河の比江島に次いでリーグ2位となっており、栃木の#9遠藤、#25古川と控えの#11須田が抑え切れるかどうかが重要なポイント!

    ③最強のベンチはどっちだ!

    川崎 #0藤井・#9栗原 vs 栃木 #13渡邉、#27熊谷
    川崎の#0藤井はチーム4位となる1試合平均7.8点(60試合中18試合で2ケタ得点を記録)を記録。3ptの確率もほぼ40%と高い確率で決め、後半戦絶好調の#7篠山の頼もしいバックアップとなる。
    #9栗原もディフェンスと3ptに定評があり、#14辻、#33長谷川のどちらのバックアップにもなりうる。
    一方の栃木も#13渡邉は爆発力があり、3ptが入り始めるとナベタイムとも呼ばれ手が付けられなくなる。
    #27熊谷も三河とのGame2の7連続ポイントなど活躍が目覚ましい。
    一発勝負のファイナルともなれば両チームとも綿密なスカウティングをし、スターターは徹底的なマークを受けると予想されるからこそ、ベンチから出てきた選手の活躍が期待される。

    ④チームを勝たせられる真のポイントガードはどっちだ!

    川崎 #7篠山 vs 栃木 #0田臥
    リーグの顔でもある#0田臥と、今シーズン日本代表になり後半は得点力も向上し成長著しい#7篠山。両選手とも安定感があることが特徴。
    シュート力を表すeFG%、プレーメークの安定感を表すAST/TO、得点への貢献を示すPoint Per (Possession+Assist)(PP(P+A)と表記)の数字は下記の通り。
    PP(P+A)は、1試合に10ポゼッション以上あるポイントガード中、#7篠山が3位、#0田臥が1位となっている。

    #7篠山 #0田臥
    eFG% 52.4% 51.1%
    AST/TO 2.48 3.69
    PP(P+A) 1.338 1.352

    数字が表す通り安定感のある屈指のポイントガードであることに疑いはないが、セミファイナルのGAME2、3の終盤のような拮抗した1~2ポゼッション差のゲームを勝利に導くことができるかに、ポイントガードの真価が問われる。
    両選手のリーダーシップが見られる最高の舞台となることは必至だ!!

    PPP・・・オフェンス:1回の攻撃時のその選手に対する得点期待値
    この数字が高ければ得点力が高いことになる。

    ディフェンス:1回の攻撃時に失点してしまう期待値

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    B.LEAGUE SEMIFINALS 2016-17のハイライト
    • 川崎ブレイブサンダース GAME1
    • 川崎ブレイブサンダース GAME3
    • 栃木ブレックス GAME1
    • 栃木ブレックス GAME3

ファンの声

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B.LEAGUE初代王者を決める大一番
5/27(土)のB.LEAGUE FINAL 2016-17に向けて、
ファンのみなさんの声で、川崎ブレイブサンダースと栃木ブレックスを後押ししましょう!
記念すべき初年度優勝を手にするのは、どちらのクラブか!?

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